京都記念、中山記念に続き、この春の古馬の大きなレースを占う上で大事な一戦。
出走メンバーも楽しみな馬が揃っている。

上がり馬：エアウインザー、タニノフランケル

実績馬：アルアイン、ペルシアンナイト、モズカッチャン、リスグラシュー

その他：ダノンプレミアム、ギベオン

上記の馬から勝ち馬が出ると思うが、今年に入って走っているのがタニノフランケルのみ（小倉大賞典）。他はすべて休み明け。

あとは雨予報から道悪適正も大事な要素。タニノフランケルは悪くはなさそう。アルアインは重の京都記念で2着、シンザン記念6着（得意なのか不得意なのかどっちなんだ笑）。ペルシアンナイトは稍重のマイルCSを勝っているが基本的にはアルアインと同様にどっちつかず。モズカッチャンは道悪馬場で極端に力を落とさないという点でアルアイン、ペルシアンナイトに比べて１枚適性がある感じ。リスグラシューは過去2回の稍重、一度の重馬場ですべて2着（すべて重賞）。ダノンプレミアムも過去全5戦のうち2つが稍重でどちらも勝利。サンプルが少ないだけに判断難しい。
リスグラシューが鬼であるだけで他はドングリの背比べといった感じか。

アルアインは北村友乗せてる時点で割引だったのが直前で乗り替わり。印を下げざるを得ない。
ギベオンは中日新聞杯で中京2000重賞を勝っているとはいえルメールを失いマイナス。
ダノンプレミアムもこのメンツ相手に休み明けは厳しく内枠を引いてパス。
リスグラシューは重たい馬場への適性は惹かれるけれどモズカッチャンより１キロ重いのがどうなんだろうと思う。確かに牡馬混合の東京新聞杯を勝っているし、昨年暮れの香港ヴァーズで僅差の2着に来ているけれど、モズカッチャンの戦ってきた相手とリスグラシューの戦ってきた相手を見比べると前者が断然いばらの道を歩んできたことがわかる。ましてやここは明らかに叩き台。
休み明けは来ないとみんなが思っているペルシアンナイトは他も休み明けばかりというこういう展開なら面白いがこの天気で内目の枠はマイナス。大阪杯は今年本気で獲れるところにいると思うし、本番もデムーロをしっかり確保できたので大阪杯でがっつり勝負したい。
タニノフランケルは実力で足らないのと内枠と鞍上で×。

本命はモズカッチャン。中間にも乗ってきているし、デムーロは下りたが3歳の春まで手綱をとっていた和田に手が戻る。ミツバを川崎記念優勝に導いた流れを尊重。正直牡馬混合のGIでは厳しいが、昨年のレース選択・内容からどこか大きなところで穴をあけると踏んでいる。今回の金鯱賞、天候・枠順・他馬の動向、そして54キロの斤量から大駆けの気配がプンプンする。
2・3着にアルアイン、エアウィンザー。