見出し画像

会社に妊娠報告をした時の話。

今回は妊娠初期の話です。既に娘は生後10ヶ月なので1年半くらい前のことですが、下書きに残っていたので整えて公開したいと思います。まだ時期が早すぎて、夫以外の誰にも言えなかった頃のメモを基にしています。

妊娠4週目:
いつもの生理前って感じ。具合悪い。

5週目:
まだ!?いつまで生理前!?具合悪い!ご飯も食べれない!あと眠すぎて仕事にならん!!

6週目:
もしかして、と思って検査薬を使用すると陽性。からの、病院にて心拍確認。本当に具合が悪くて無理。つわりってこんなに早く来るのか〜。嬉しいよ、嬉しいけどさ!喜ぶ間もない!しんどい!でもやっぱり嬉しいな〜。

ネットで調べて、今はとにかく自分の身体を大事にすることしか出来なそうだと知る。

仕事を休むほどではないけど、支障が出そうなレベルには体調が優れない。仕方ないので上司Aにだけ報告。すると『了解!どうしたら良いか分からないから、上司Bにも報告してもらっていい?』って。即投げかよクソ。

上司A:直属の上司。40代男。
上司B:まあ上司だけど、先輩って感じ。50代女。
上司C:直属の上長。40代男。

理解が無いとか、嫌な顔されたとかではないので寧ろありがたいと思わなきゃいけないのかもしれないけど、あからさまに即投げされたのはちょっと悲しかった。

さらに私が今後産休で抜けるとなると人手不足がエグいので、上司Cにも報告するように言われる。まあまあ、ここまでは仕方ないか。

ちなみに上司Cの反応は『了解!トータル3ヶ月くらいでしょ?すぐ戻って来てね!』でした。

さすがに『え!?この会社そんなに短いんですか!?』となって就労規則みたいなの読み漁ったら、それはいわゆる「産休」だけのこと。子が1歳になるまでの「育休」も存在しました。言われたことだけ信じて書類とか見ないタイプの人間だったら丸め込まれるところだった、危ない危ない。

加えて『会社に居るからには今まで通り働いてもらうよ!』って言われたのもちょっとびっくりしたな。

いつでも引き継げるような体制づくりとか、仕事内容の軽減とか、重い荷物運ぶ仕事は他の人にね〜とか、そういうのも無いんだなって。

弊社のオジサンたち、我が子大好きな感じ出してるし、それは事実なんだろうけど、自分の奥さんが妊娠した時どんな感じだったんだろう……って世の中の全ジジイ嫌いになりそうでした。

7週目:
つわりが急におさまって普通に怖い。赤子の命を感じられないの不安すぎる。

そんな中、同性であり味方だと思っていた上司Bから『引き継ぎのこともあるし、同じチームの皆には知らせることにしない?』とさらに情報拡散の提案を受けました。

この時点で上司ABC・専務(ここまでは私が許可した)・社長(専務が勝手にペラった)に知れ渡っていたので、正直もう本当に他人に知らせたくありませんでした。

まだまだ自然流産の可能性がある時期なので、親にも報告していない頃です。そんな状況で他人にどんどん広まっていくのはどうしても嫌でした。

あと、専務が勝手に社長にペラってるのも許せない!まだ秘密にしてっていう約束を守れないヤツが会社なんか仕切るな!

とにかくこれ以上私の人権を侵害されるのは無理なので、同じチームの人に知らせようという提案はキツめに断りました。まだ親にも言ってないので、というのが結構効いたのかな。


残っていたメモは以上です。ちなみに一瞬治って不安になったつわりは無事に(?)復活して、引き続き苦しみました。

働く妊婦さんやお母さん(時々お父さん)の問題はしばしば取り上げられますが、それって妊娠報告の段階から始まっているんだなあ。妊活してる人ならもっと前からか。

当時は「これって普通?おかしい? 」とモヤモヤすることしか出来ませんでしたが、今なら「あれって良くないな!」とハッキリ思えます。社会におけるこういうモヤモヤ、どうにかしたいなあ。

この記事が参加している募集

熟成下書き

いただいたサポートは、健やかな暮らしのために使わせていただきます🐳💭