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気まぐれにDM-5

散々ダメダメ言っていたのに、今日は意味もなくポメラの廉価版であるDM-5を持ってきてみた。

廉価版のDM-5

2代目のDM20のメニュー構造を持っているが、液晶サイズの縮小化や安価で視認性の悪いDSTNの採用などこれでもかとコストダウンがはかられている。
折りたたみのキーボードもスライド機構ではなく本当に畳むだけとなり、その分、液晶が本体の左側にオフセットされる事になった。
キーボードギミックの簡素化は強度の向上にもつながるので望むところだ。

ギラギラしているのに暗くて見難い

やはり液晶の劣化だけは頂けない。
もしサイズはDM5の物でよいとしても、従来のような見やすい液晶であれば、QR表示も可能であり、スマートフォンへの文章転送も楽だったのではないだろうか?

また今使うのに困るのが、搭載されているUSB端子の形状がMini-Bであることだ。

当時としてもMicro-Bはあったはずだが……

今時これを使っているのはドラレコくらいだ。
私もこれを使うときにはわざわざ道具箱から探し出さねばならない。
となるとPCリンクよりも、SDカードを利用するのが早いだろう。

搭載されているATOKはもう10年以上前の物になるためそれほど賢くない。
現行機のPomeraに比べても誤変換が多い印象だ。
それとこのキーボードの割にはストロークが深くしっかり打たないとダメなので、流れるようなタイピングをしようとすると浅く押すことが増えて取りこぼすことになる。

ここまで悪いことばかりだが「こういう物だ。だって廉価版だし」と割り切るならなかなか良い製品だ。
何より軽い、小さい。
小さめの鞄の中にも放り込んでおける。
サコッシュに入れられるというのは気楽だ。
性能的にピカイチのDM200シリーズは大きいので鞄もそれなりの物を選ばねばならない。
また単4電池2本というどこでも手に入る上に、なんなら予備で持ち歩いてもかさばらないのはメリットだ。
しかも低燃費でかなりのスタミナだ。
放置だけなら半年していてもバッテリー切れは起こさない(それより液漏れの方が心配なくらいだ)。

他のガジェットと連携して長文を書くのには向いていないが、noteの記事をかき上げてスマホに転送するなら問題ない。
私の愛用するQuickEditorはShift JISも読み込める。
一方通行なら使い道がある。

最新のDM250が発売になった。
折りたたみタイプはDM30でまたUTF-8が使えなくなり、DM200よりも劣化して止まった。
折りたたみには折りたたみのメリットがある。
液晶だけまともにして、QR表示可能なDM-5 Plusのようなものを出して欲しい。
そのときにはDM30でも実装されなかったUTF-8に対応してくれることを切に願う。

ゲーム業界に身を置いたのは、はるか昔…… ファミコンやゲームボーイのタイトルにも携わりました。 デジタルガジェット好きで、趣味で小説などを書いています。 よろしければ暇つぶしにでもご覧ください。