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PROTO #002 【サラリーマンが会社の看板外して活動的な個人に囲まれるとどうなるかの実証実験】

仕事でなんとなく“いのべーてぃぶ”な人たちに囲まれてきたサラリーマンであるYosukeが、会社の看板を外して素の自分で“いのべーてぃぶ”なプロジェクト「PROTO」に臨んだら、いったい何が起こるんだろう。そんなことを記していく連載です。(これまでのエントリーはこちら

今回はPROTOの拠点としての構造と、“クライアントのいないプロジェクト”について。

PROTOの構造

今回の本題に入るために、拠点としての構造に少し触れる必要がある。PROTOは解体予定の4階建ての建物で、フロアごとに機能が違う。4階はシェアハウス、3階はワークスペース、2階はサロン、1階はイベントスペース。2階以上に入れるのは入居者だけという濃い密度のなかで、異なる“時間軸”(=住む、働く、過ごす、集まる)が縦積みにされたらどんな化学変化が起きるのか。そんな狙いがあるらしい。

“クライアントのいないプロジェクト”

本題。このPROTOに初めて訪れたときに感じ、この連載を始めるきっかけとなった、サラリーマンでは無かった気づきについて。初めてPROTOを訪れたとき、ちょうど2階のレイアウトを検討していた。そこで自分も議論に加わったのだが、なんだかふわふわしていた。もっとこう「ここのコンセプトはそもそも~~で、そのなかでこのフロアは~~という位置づけで、なので~~といった要素が必要だ」といった話になるのかと思ったら、「こーしたい!」「ソファ買っちゃった!」「廃棄予定のテーブル持って来れないかな?寸法図ろうぜ!」てな感じで各々思い思い。あっけにとられてしまった。後日そのことを話したら出てきたのがこんな趣旨の返しが。「あぁ、きっとそれはこのプロジェクトにクライアントがいないからでしょ。だからロジック立てて理論武装する必要が無い。自分たちの思ったことをしていくだけ。」これはけっこう衝撃だった。「どうすべきか」じゃなくて「どうしたいか」。良く聞く話だし、頭では分かっているけど、目の当たりにすると、なにかこう、ズシッと来る。そんな気づき。

初回2回と意味ありげなものにしようとやや書きすぎているので、次回以降はもっと直感的に、記録的にいきます。(事前に言い訳)

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