2014/11/24 おれは文章屋さん

何かの記事で見た言葉に「文章屋」ってワードがあった。

文章屋。文章屋さん。何だかいい響だなぁと思った。 

ライターとか編集者とか言っていたけど、文章屋さんをこれから名乗ろうかしら。そして文章を売り歩くのだ。


俺は文章屋さんだ。

人に文章を売って生きてる。

「文章はいかが?生きのいい文章を買いませんか?」

今日も町で一人文章を売り歩く。

売れ行きは良くない。

時は雪の降りしきる大晦日。

町を往く人はみな足早に俺の前を過ぎていく。

「あの、文章を…」とサラリーマンに声をかけるが、俺の顔を見てすぐに嫌そうな顔をして黙って離れていった。

夜もふけ、雪がちらつき始める。

文章を売らなければ家に入れてもらえない。今夜の夕食さえ買えないのだ。

寒さに凍えかじかむ手を必死にすりあわせた俺は、少しでも温まろうと文章に火をつけた…

丹精込めて書いた文章の炎上とともに、会ったことも見たこともない人からの罵詈雑言がぶわっと目の前に広がった。

誰もかれもが俺に罵声を浴びせている。

「これが炎上」

ぐるぐると回り続けるアクセスカウンターと、止まらないTwitterのリプライの嵐。いったい何が起こっているのだろう。

これが売れっ子の見る光景なのだろうか?

「ガッシ!ボカッ!」アタシは死んだ。スイーツ(笑)


2014年11月25日

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唐澤頼充

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