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独立初期、仕事獲得につながる行動

「独立したいんです! 最初はどうやって売上を作ったんですか?」

と、独立希望の方、独立して間もない方からよく聞かれます。

この質問に隠されているのは、「差別化できるような商品を作るのが難しい」「集客する自信がない」といった悩みです。

私は独立(という形にあてはまるもの)を3回経験したことがあるのですが、そのうち2回は「商品も持っていないし、そもそも集客もしていない」という状況から仕事につながっています。

これらの経験を振り返ると……商品作りより先に、大切にすべき考え・行動が見えてきました。今回はその気づきをお話しします。

前提:商品は、「これを、この値段で売ってます」と言えるもの

「商品」の言葉が出てきましたが、「商品」の定義は人によって異なります。まず、私が思う「商品」の定義をします。

「商品」とは「提供できるもの」と「その価格」がある程度確定しているもの、と考えます。

たとえばデザイナーさんであれば、

  • 「提供できるもの」→ロゴ制作、名刺デザイン、パンフレット制作…

  • 「その価格」 → ロゴ〇〇円、名刺〇〇円、パンフレット制作 応相談… 

この2つがそろっている場合、商品(サービス)がある状態です。

物質的に存在しているものを「商品」「製品」と呼び、目に見えないものを「サービス」と呼ぶことが多いです。

逆に、「デザインを提供しているけれど、依頼に応じて提供する内容を都度考えるから、具体的な分野や価格はとくに決まってないよ」 という場合は、商品を持っていない状態と考えます。

独立したら「まず商品づくり&集客」、と考えると失敗しがち

いきなり商品づくり&集客、は難しいよね……

「個人事業主としてやっていくなら、自分の強みから商品を作って、自分で集客して売っていこう!」、と考える方は多いです。

思い立つのは簡単ですが、実際には、なかなか大変なことです。

  • そもそも知ってもらう(集客)のが難しい

  • 知ってもらっても、選んでもらうのは更に大変

  • ほかの人と差別化できるポイントを作るのが難しい

  • 認知拡大のためのSNS更新でぐったりする

など、商品作りや集客にはさまざまな難しい点があります。

実際、私も「おうちで起業手帳」など商品を作成し販売してきましたが、お客さんを集める、買ってもらうことって難しいなぁ、と実感しています。

商品を作って集客することは悪いことではありませんし、挑戦しがいのあることです。しかし、売上につなげるには、多くの時間と労力がかかります(つらい)。

それに比べて、多くの人が気づいていないのが……「既存の関係性から仕事を得る」可能性の高さです。

独立初期は、商品作りよりも「相談」を大事にする

私の例をご紹介します。

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