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津波警報

今朝9時頃突然スマホの緊急アラートが鳴り始めた。

津波警報だ。

テレビをつけない生活なので「なぜ突然?」とピンと来なかったが、台湾で大きな地震があったと夫が教えてくれた。

私の住んでいる地区は海から離れているので避難の必要はなかったが、
市内でも海に近く海抜の低い地域があるので、市役所から流れる警報が町中で鳴り響いている。

よく晴れて、窓を開けて運転したら最高に気持ちいいような天気の日に、
警報の音が、なんとも不釣り合いに感じた。

この警報の音を聞いているうちに、沖縄戦の時の空襲警報もこんな感じだったのかな、とふと思う。

自然豊かなのどかな島で、一般人を巻き込んだ戦争があった。なんて不釣り合いで、なんて悲しいことだろう。

3mの予想だった津波は、実際は30cmほどだったらしい。

津波到達時間から1時間ほど経った頃だろうか、警報も解除された。

息子は今日放デイの利用日で、事業所の車でお迎えに来てもらったが、津波警報中だったので、海に近い事業所に向かわず、高台の地域で車中で待機になっていた。

事業所にお迎えに行き、息子に「待機中どうだった?」と聞いてみたら「全然暇だった〜」と返事が来た。

その返事のユルさに、ほっとした。

そして、いつもの日常に戻った気がした。

今回沖縄は大きな被害は無かったが
いつか本番が来るのではないか、
という不安や恐れが心にある。

普段それは心の奥底にあって、
見ないようにしているけど、
自然災害が起きる度に、
いつどこで自分も被災者になるか分からない、という事が意識にハッキリと現れる。

台湾で被災された方々が早くいつもの生活に戻れますように。

私も自分に出来る事を、やっていこう。

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