青い服を買う phr2

工房から宿まで車で送ってもらい、部屋で荷物を片付ける。

約束の時間まで、そうない。


ひとり旅をしていると、人と "約束" することは滅多にない。

「時間を守る」「予定通り行動する」ことが苦手な私にとって、それは楽なものだった。


好きな時に好きな場所へ。

気が変われば例え予定日の前日でも、数時間前でも、数秒前でも

行き先を変える。



しかし、久しぶりに約束を取り付けると、どうにも嬉しくなって、

私はそわそわしながら準備をした。

彼女が来た。バイクの後ろに乗せてもらう。

時折凸凹した道を走るが、慣れた様子で減速し、町の中心地へ向かう。



彼女は町のChild Libraryで働いており、昼間訪れた際に、夜一緒に飲もうという話になったのだ。



バイクは安全運転で町へ向かう。ウィークエンドマーケットがあるらしい。

通りの両側に食べ物も、服も、音楽も、芸術も、ごった返しに売られていた。



たくさんの人や物で賑わうが、彼女はいつもは来ないらしい。聞くと、つまらないからだと言う。


藍染の服を着た人を幾たびか見かけ、私も通りの店で買った。


一通りマーケットを練り歩き、バーに行き着く。ガーデンテラスで二人で話していると彼女の友人もやって来た。


彼らと飲んでわかったことがいくつかある。


・日本のKIRINビールは人気がないこと。
・ビールに氷を入れること。それも大量に。
・言葉が通じなくても楽しいこと。
・けど言葉が通じた方がもっと面白いだろうということ。

料理も酒も最高に美味しかった。

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南北

青い服とタイのまちプレー phr

バックパック旅していた時に出会った、タイの田舎まちの話。
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