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本気でサッカーをやっている私が大学進学を選んだわけ【前編】

中学2年生、8年前の写真。懐かしい写真です(笑)
現在も共にベレーザでプレーする、田中美南選手長谷川唯選手清水梨紗選手、他にもたくさん写っています!

前回の記事でもお伝えした通り、私は日テレ・ベレーザでサッカーをしながら、現在、慶應義塾大学総合政策学部に通う4年生です。

一応、来年3月に卒業…する予定です…(笑)

そんな私に「なんで大学に行こうと思ったの?」との質問がたまに来るので、今回から2回に分けて「なぜ大学進学を選んだのか」、「大学の中でもなぜ慶應を選んだのか」をお届けします。

今回は「なぜ大学進学を選んだのか」についてお話しします!

サッカーでは稼げない日本女子サッカー

友達や異業種の方など女子サッカー界にいない方に必ず聞かれるのが、「プロじゃないの?」という質問。

日本女子サッカー選手はトップリーグで活躍していたり、なでしこジャパンに選出をされていても、サッカーだけでお金を稼げる人(=皆さんが考えているプロ)はほんの一握り。

日本で女子サッカーを続けて行くなら、サッカー1本で食べていくのは難しいという現状があります。。

文武両道のきっかけはメニーナ入団

そういった現状だからこそ、中学1年生で入団をした日テレ・メニーナ(日テレ・ベレーザの下部組織)では、チームの方針として「サッカーだけでなく、勉強もしっかりやる」ことをとても大切にしていました。

実際、当時のメニーナの監督の方は、いつも選手に対して「サッカーだけやっててもダメだ」と選手に対して言っていました。そのおかげで、自分にも「サッカーと勉強は両立させるもの」との考えが根付いた気がします。

その当時(13歳くらい)は、「今の勉強が将来何の役に立つの?」と思っていたので、正直なところ「勉強が心から好き!」という訳ではありませんでした。

でも、毎学期後に通知表をメニーナの監督に見せに行かなければいけなかったので、そこで「サッカーだけでなく、勉強でも努力をしている」という事を認めてもらうためにも、目の前のことを一生懸命こなし、頑張って来ました。

一校しか受験しなかった高校受験

高校を選ぶにあたって自分にとって大事だった条件があります。

・自転車で通える家から近いところ
・私服で通える(制服が嫌いだったので)

この2つを軸に、行ける高校を探しました。

そこでヒットしたのが「都立杉並高校」

今は制服を着ていたり、校則が変わり校風も変わってしまったのですが、私が通っていた頃の「都立杉並高校」は自由そのもの。ただ、自由であるからこそ、自分の行動には責任を持ちなさいという学校でした(だったと思います笑)。

高校時代の球技大会の写真

中学3年生の時の、担任の先生と母との三者面談。

私は進路希望調査に第一志望校「都立杉並高校」とだけしか埋めておらず、他は空欄な事に加え、私立の併願校を受験する事など一切考えていなかったので、怒られるのかな〜なんて思ってました。

しかし、「あなたの成績ならもっと上の高校を狙えるのに」と先生は言ったのです。

この時、中学の3年間で目の前のサッカーと勉強をどちらも一生懸命やった結果、選択肢を広げる事に繋がるんだなと感じました。

このような経験があったからこそ、高校3年間もサッカーだけでなく、サッカーのためにも、「一生懸命勉強しよう」と思うようになりました。

何を学びたいのか考えさせられた高校3年生

だから、高校3年間も、サッカーを本気でやりながらも、勉強に一生懸命取り組みました。

今振り返ると、サッカーだけでなく、他の何か(勉強)に一生懸命打ち込むことで自分を築いてきたような気がします。
そうやって過ごしていく中で、高校卒業後は大学で勉強をするという流れは、自分の中で自ずと確立されていました。

しかし、ここである一つの壁に当たります。

今まで目の前のことを一生懸命頑張っていただけなので、自分の事なのに何を専門的に学びたいのかが分からなかったんです。

だから漠然と“スポーツ”について学べれば良いかなと思っていて、「体育学部」や「スポーツ〇〇学部」などに絞って大学を探していました。

でも、ここで問題がもう一つ発生。

体育系の学部への推薦入試や、いわゆるスポーツ推薦の場合、その入試情報や受験資格を見ると、「合格後、体育会に所属をしてプレーすること」といった条件が必ずと言ってもいいほど書かれていたのです。

「そこまでして自分の漠然とした興味の学部や大学に行きたいのか?」これをきっかけに「自分のやりたい事は何なのか」を真剣に考えるようになりました。

・自分のパフォーマンスupをしたい
・日本女子サッカー界に貢献したい
・英語だけでなく色んな言語を学びたい
・新しいことにチャレンジしたい

一言で言うと、「1つに絞られず色々やりたい!」

こんな事が出来る大学はあるのか…?

ここからの続きは、次回お話したいと思います。
お楽しみに!

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