こんにちは。イシカワです。

各店様々に入荷がかなり潤い、
きっといまどんなお店に出向いても、
そのお店らしさが詰まっていて、
色々なバリエーションでお楽しみ頂ける時期だな、と感じます。

物欲が掻き立てられて仕方がない。

「あれも欲しい、これも欲しい、、、」
となっているので、
もう欲しい物全部買ってしまおうかな、

とたまに血迷いそうになるほどに掻き立てられています。

色んな全国のお店には、沢山の色や個性があって、
勉強になる事も、参考になる事も多々。

そんな気づきがSNSを見ていても、
店頭へ行ってみても感じられる今だからこそ、
自分の仕入れへ、ましてやSud.に自信を持てるキッカケにもなるし、
改めて自信を持ってご提案できる機会にもなる。

そんな気づきの今だからこそ、
僕は「Sud.の足元」をご提案させて頂きます。

Post Production
- Esth Re-lux -

MATERIAL: Hair Calf × Baby Calf
COLOR: black
SIZE: 25 , 25h , 26
PRICE: ￥94,600-(tax in)

「クラシックなエレガンスを。」

基本的にSud.としての解釈やフィルターを通して、より一層付加価値を生んでお楽しみ頂く事を念頭に、沢山のアプローチを行っている自分ですが、今作「Esth Re-lux」に対して、デザイナー甲斐さんのこのシューズへ掲げるスローガン、「クラシックなエレガンスを。」にひどく大変共感を感じました。

Re-lux”Ⅱ”ではなく、番外編と語るデザイナー。Re-luxを「めちゃくちゃ気に入ってます！」といつも店頭でお伝えしてくれる方々が多く、これほどに直接肌で「定番たる所以」を感じられるシューズは、洋服屋人生において中々出会いませんでした。僕としても、買ってくれた皆様としても、本当に良い出会いとなった「Re-lux」。そこを番外編としてアップデートされたのが今作です。

Re-luxにビットの華やかさを添え、Re-luxがもつエレガントな側面を強調した1足。Re-luxとは内部構造が違い、ライニングとソールを一体化させたボロネーゼ製法にすることで、ソールの返りを最大限引き延ばし、初手よりこのシューズを沢山お楽しみ頂ける仕様に。更には沢山履き込んでいくことで返りが良い分、履き馴染みも快適で、自分だけの綺麗な一足へと仕上がってゆきます。

ブランドスタート時からビットローファーを作りたかったと語るデザイナー甲斐さんオリジナルの、少し華奢ながら存在感を発揮する輝きを持つ真鍮ビット。複雑な曲線とふくらみを出しつつ、全体を美しく鏡面磨きにできる設計に落とし込む事で、メッキとは違った真鍮ならではの奥深い艶な表情がPost Productionとの最高のマッチングを生んでいます。

まるごと真鍮製のものがなかったり、大きさが馴染まなかったりなどの理由で採用できずにいたビット。鏡面磨き+クリア塗装仕上げですので、真鍮の変色がないことも、とてつもない付加価値だと感じます。

まさに美しさを兼ね備えた一足。クラシックなエレガンスをより一層感じて頂きたく、他との差別化や、唯一無二な一足を届けたい思いからアッパーにはヘアカーフを載せてオーダー。

細部に宿る思いを軽快に履きこなすことで自分だけの価値となります。「ファッションは足元から」、だから形から入ったって良いんです。見た目が何よりも肝心で、そこの自分に自信を持つことがファッションを誰よりも楽しめるポイントです。そんな自分の少しの背伸びをより美しく、より繊細に高めてくれる一足です。

Post Production
- Tear Pumps -

MATERIAL: White Tanned Goat
COLOR: white
SIZE: 25 , 25h , 26
PRICE: ￥55,000-(tax in)

「MusterWerk 夏の足元」

ここを物語る代名詞として、昨年より狼煙を上げて沢山の方々の春夏、それこそ年中を通して彩って、飾ってきたポスプロの作るメンズパンプス。

サンダル以上、ローファー未満。ウィメンズの解釈には「パンプス」の世界観にとても素敵なバリエーションがある、いつもふらっとウィメンズのお店に顔を出したときに心踊らされます。

それに対してメンズの夏の足元はかなり限定的で固定化されているように思えます。そこに風穴をあけるべく、登場したのがこのTear Pamps。 まさに、”こんなのあったらいいな”の具現化。

昨年自分自身も購入し、イシカワの夏を一番彩ってくれたのは間違いなくこのパンプスでした。「サマーコニャック」に「イケてるゴートスエード」共に大変人気を博し、今ではMuster夏の足元代名詞。

そんな代名詞のパンプスに、とても素敵なアンニュイながらもパキっと強い、何ともアイコニックでファッショナブルな新色の「白鞣しゴート」が登場しました。 ウィメンズが履けばきっと、とってもかわいい。これが似合う人はとても素敵だな、と一人勝手におじさんみたいに考えております。ただコレを僕は抵抗なく、本気でメンズへ提案させて頂きたい。そんな思いのファッションの幅を広げる意味で、「ファッションは足元から」を体現した白パンプス。

木型も新しく、古いスリッポン木型をベースに、セミスクエアトウに。 履き口も広く、見た目に反してEワイズ程あるので、万人に適合します。通常のマッケイと異なり、ボロネーゼ製法で仕上げているので、ソールは履き始めからグニャっとそり返る程柔らかく、柔軟性があります。

さらに心地を高めるのが、贅沢にも内装のライニングに使われるのがエントロフィーノラム。驚く程にここ数年で名前を聞く事が増えたであろうラム（Mutsterでの展開数が異常です。縁を感じます。）。これは素足で楽しむのもありです。

正直に言えば、勿論汚れるし扱いやすさでは黒や茶系の表革には勝らないかもしれません。ただそこを追求して仕入れをした、所謂この白鞣しゴートに求めたわけではありません。僕自身がこの一足に求める価値は「自分にしかない一足」なんです。

誰も履かないから良いんです。みんなが怖がるから手にして欲しいんです。汚れれば僕が磨きますので持ってきてください。自分を着飾るからこそ、見える景色、見えるファッションがきっとあります。デザイナーの思いも組んで、「Sud.として夏の足元」新提案となります。各々楽しんで最適なバランス、最適解を見つけてみてください。

新規お取り扱いの
"forme"

も、各型届いております。

新規のため、全て届き次第しっかりご紹介しますので、気になる方は店頭までお越し下さい。

イシカワ