410 生活文書を捌く

 洪水のように押し寄せる生活文書に飲み込まれそうです。いや、完全に飲み込まれています。
 とりあえず入れておく引き出しも何時しか満杯状態となり、余りの雑多さに整理する気も起こりません。それが積み重なって、やる気を失う結果となっています。
 生活する限り、これからもこの状態が続くことは必然で、何とかうまく交通整理をしなければ、混雑し停滞することから解放されません。
 生活の淀みに積もるコレステロールを除去しないと大変なことになりそうです。
 引き出しから溢れそうになった時点で、仕方なく明らかに捨てられる物を取り除いて隙間を確保するのですが、あっという間に新しい文書に占領されてしまい、空き容量がなくなってしまいます。
 美しさと機能性を求める私にとって、生活文書は手強い存在なのです。
 いちいち分類しながら収納する事に煩わしさが伴っていると感じられます。引き出しに入れると、とりあえず目の前から文書が消えることから一時的に気持ちが落ち着き、そうするのですが、それが何時しか習い性となり、今に至っています。
 引き出し整理の欠点は、積み重なった文書の取り出しが困難で、必要が生じた時、中身をかき回すことになり、検索に手間取ります。
そこで、まず手始めの改善策として、日々届く文書を分類するより先に、時系列でファイルに放り込む事にしました。
 手元に届く順に、四〇袋のクリアーファイルに入れると一ヶ月分は収納可能となり、状況が一変しました。時間順にホルダーへ入れることで、分類の手間と煩わしさから解放され、どの書類も等価値となって、ページを繰る事で素早い取り出しが可能となり、効率も格段に向上しました。
 この方式で、まずは一年分の文書を一ヶ月単位で収納することにしました。
週末になると、ファイルをパラパラとめくりながら、明らかに捨てられるパンフレット類や広告の類を処分します。
 続いて、定期的に購入しているサプリ・水などの最新状況の報告パンフレットを所定の場所に保管します。その際、一番下に位置する物を捨てることで、定量の新しい物に更新できます。
 最後に、金銭に関係した請求書、領収書、見積書の類は手帳に金額を記録したうえで
同じファイルに戻します。それに、血液検査の結果報告書や健康診断の案内書なども、再確認後、これもファイルに戻します。それを年毎にローテーションさせると月別の重要文書がふるいに掛けられて蓄積されていきます。
 やってみると方法も簡単で、精神的ストレスも随分軽減され、快適です。こんな方法をなぜ早く実施してこなかったのか悔やまれるところです。その分これからの生活に活用していきたいと思っています。


【気付きと対策】

※ 生活文書は、第一段階としては、分類することや重要度は考えず、手にした時間順にファイルに投入することから始まります。
  
・ 時間順にファイルに投入することで、まとまりが出来、文書が等価値となり、ページを繰る事で検索が容易となります。  

・ 最終的に年間分をまとめ、分類・整理して、その年度の見出しをつけて保管します。それを年中行事にするつもりです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?