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【ゲームレビュー】環境と資源のジレンマに直面するカードゲームで、地球温暖化に対する意識を高めよう!『Beecarbonize』

⚠️ 無料入手したゲームです⚠️

Beecarbonizeは、地球温暖化をテーマにしたリアルタイムカードゲームです。ゲームの目的は、3種類の資源(消費財、労働力、電力)を利用してしながら、二酸化炭素排出量を減らし、勝利条件を達成すること。カードは特性に応じて、4つのセクター(INDUSTRY、ECOSYSTEMS、PEOPLE、SCIENCE)に分けられ、それぞれにメリットとデメリットがあります。例えば、INDUSTRY関連のカードは資源生産力が高いが、二酸化炭素排出量も高い。ECOSYSTEMS関連のカードは二酸化炭素排出量を減らせるが、資源生産力には寄与しない。PEOPLE関連のカードは労働力やインフラなど社会的な要素を扱う。SCIENCE関連のカードは科学技術を研究し、新しいカードを獲得できる、といった具合です。

本ゲームはリアルタイムで進行し、二酸化炭素排出量が一定値を超えると、ネガティブな効果を発生させるイベントが発生します。イベントには、洪水や熱波などの自然災害や、核事故や暴動などの社会的な危機があり、これらのイベントは、資源の減少やカードの破壊など、ゲームに影響を与えます。そして、二酸化炭素排出量を示すゲージが最大になると、ゲームオーバーになってしまうのです。

地球温暖化という現実的な問題に対して、ゲームという表現方法でアプローチする本作は、ゲームを通して環境問題やSDGsに関する知識を得られる作品でもあります。プレイヤーは、資源生産と環境保護という、相反する2つの要素の間でジレンマに直面することでしょう。私も本作をプレイして、どちらか一方に偏ることなく、バランスをとることが重要であることを痛感することになり、環境問題に対する意識がほんのちょびっと高まった気がします。環境問題に興味のある人や、カードゲーム好きな人は、地球温暖化という難敵に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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