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ママンに捧ぐ五句三十一音

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本
亡くなった母へ捧げる短歌集。 ※母のことを「ママン」と記載しておりますが、決してそう呼んでいたわけではありませんので、気持ち悪がらないで読んでいただけると幸いです。なお、「ママ… もっと読む
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ママンに送る詩㊱『限界宣言』

アナタが逝って約３年が経とうとしています 父、兄、弟、みんな変わらずやっています ボクは…

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3か月前
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ママンに捧ぐ五句三十一音㉘

母が逝き 夏が過ぎ去り 秋が来て 静かな雨が 心を冷やす

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2年前
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ママンに捧ぐ五句三十一音㉗

母亡き後 猫が甘えて すり寄って 母のかおりを 僕に求める

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2年前
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ママンに捧ぐ五句三十一音㉖

昼寝する 父の眉間の 皺に見る 妻に死なれた 嘆き悲しみ

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2年前
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ママンに捧ぐ五句三十一音㉕

夕刻の 西日が照らす 台所 今は母なく 物音もなく

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ママンに捧ぐ五句三十一音㉔

帰り道 母との記憶 けぶるのは 沈む夕日が 赤すぎたから

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2年前
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ママンに捧ぐ五句三十一音㉓

道を行く 親子見るたび 思い知る 母亡きことを 儚きことを

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ママンに捧ぐ五句三十一音㉒

うぐいすよ 雨降る季節（とき）に なぜに鳴く 墓に納まる 母を惜しむか

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ママンに捧ぐ五句三十一音㉑

骨納め 南無阿弥陀仏 別れ告ぐ 傘を打つのは 母の涙か

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2年前
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ママンに捧ぐ五句三十一音⑳

四十九の 母亡き日々は もう過ぎた 父の笑顔よ いつ戻るのか

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2年前
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ママンに捧ぐ五句三十一音⑲

母の骨 納めて拝む 父の背が 雨の仕業か 震えて濡れる

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2年前
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ママンに捧ぐ五句三十一音⑱

三匹の 子猫見守る 猫の背に 戻らぬ母の 影が重なる

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2年前
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ママンに捧ぐ五句三十一音⑰

軒先に 花びらひとつ 散り落ちて 母の好んだ 色が哀しい

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3年前
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ママンに捧ぐ五句三十一音⑯

母逝きて 悲しき想ひ 纏われば 走り出づれど なほ振り切れず

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