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だいたいのしあわせ

気圧の波をなんとか越えて、大型の連休だからといっていつも通りだったけど休みの日の前後は少しだけ贅沢をした。
生活の質はなかなか変わらない。散らかることも、計画が苦手なことも。酒も煙草とも距離は近いまんま温と冷を繰り返して、快楽主義。
なになにしなくちゃやってられない、というよりは好きだからそうしてる。誰かがいなくちゃ生きていけない、なんてことはないがどっちが楽しそうかははっきりしている。

コーヒーをまた飲むようになった。あまり身体に合わないときがあったが最近はおいしく飲める。
深い青のあのレギュラーコーヒーでいい。家で自分で淹れる時間が尊い。レコードを回せばなおいい。
そうだねこの時間を捻出し続けることで全部がもっと回りだすだろう。時間なら全然あるのにこれをなかなか選べない。
洗濯も炊飯も、始めるのにはかなり覚悟がいる。せっかくスイッチを押してから合図までの時間、いつもぐだぐだになる。今もそうで、なぜかこうして文章を書きたくなりパソコンを開いた。はみ出しそうではみ出しているこの時間は、重みがあると気がついた。

仕事は調子よくやっている。いい感じに追われて、毎日の手ごたえが嬉しい。もっと誇りを持って。不快を感じることはほぼないけれど、違和感や揺らぎにもたいして動じなくなったよ。あと、タイピングが速くなった。前向きにいられる。

友達は元気だ。らしくいてくれて、話聞いてくれてありがとう。すこしずつ変わっていく。2年ぐらいずつで、確実に変わっていくのね。僕もそうか。自分の変わり方が正しく見えているのか、それをずっと気にしていたけど、大丈夫だと確信してる。ずっと同じところにいるわけない。それでもまた遊ぼうよね、まだ遊ぼうよね。まだまだ遊べるね。

2年越しで作りたかった歌ができた。今月はライブもある。28歳最後のライブになるか。歌いたい歌がありすぎるわりに、表に出てないな。形に残す気が少しは起きてきた。バンドのほうは調子がいい。ベースにおける自分の色がわかってきていい感じ。豚汁を大量に作ってみんなに食べてもらって最高に幸せだった。

隙間に予定、そしてまた予定でそれが僕はちょうどいい。なにしていいかわからなくなるから。
6月は、ようやく落ち着きそうなので札幌へ。梅雨の逃避行。故郷1年半ぶり。会えるかないろいろな人たちに。そんな6月に期待。

晴れてるあいだに、いろいろしなくちゃね。
5月の風を。

瞬きの間に溶けちゃう、だいたいのしあわせ。


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