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あぶないところだった

転職に向けて、いろいろと。目的は、かろやかでいることだ。新しい世界や日々のことを考えるだけで肩が軽くなった。
僕は、いわゆるまっとうな暮らしなどを目指したが、それは今のところ僕にとって大事ではなかった。
僕には、やりたいことがあまりにも多い。それは僕にしかできないことだ。仕事なんて、いくらでもあるし、どうせ苦労するものなのだ。誰にでもできることは、他の誰かがやってくれるのだ。

自分が思う以上に輝きや活力が失われていたらしい。そういうのが僕はすぐ顔に出るし隠せないから、何人かの友人が話を聞いてくれた。聞いてくれた以上に、僕は迷いを打ち明けた。それぞれの友人がまっすぐに答えてくれて、自分の答えが次第に見えていった。

目標を成し遂げたり、理想の人生を目指したり、そういうことは必要だ。だけど、毎日くたびれて楽しく過ごせないのなら、何をすることもできない。自分をちゃんと見つめることができたら、心はすぐに決まった。もうその日からすぐに僕の顔は変わったらしい。

僕は、かろやかな僕であることにこだわろうと思う。あるべき姿で。負の渦を抜け出すなら、これからはもっとうまくいくだろう。楽になるなんてまったく思わないが、楽しいことがもっと楽しくなるだろう。

4月早々、仕事うんぬんなんてね。
去年の夏に、僕の人生は望むべきところへ動き出して、それまでの消去法みたいな計画は風に飛ばされてしまった。その飛んでった紙きれなんかより、僕の手にはとても大事なカードがある。それに僕は17歳のときから、好きでたまらないことに夢中なままなんだった。

まずは靴紐結びなおして、チューニングをして、こじあけてまぶしい光。


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