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大切な「もと」を忘れない

規矩作法 守り尽くして破るとも 離るるとても 本を忘るな

これは千利休の訓をまとめた『利休道歌』にある言葉。

最近、守破離って大事だなーとあらためて思うことがあって、なんとなしに調べて出てきたのだけれど、思ったのと違うと感じた。

それは、守破離よりもむしろ「本を忘るな」に重きがあるように見えたからだ。

元々は教えを破って離れても根本は忘れるなということだけど、僕は守破離のさらに前にある本質を忘れるなというメッセージにも受け取れた。

なんのためにやっているのか、なんのためになるのか、そういったWHYの部分を心の真ん中に据えた状態が一番大事。自らが守・破・離どのレベルにあったとしても、本質は変わらず大切にすること。そういったことなのではないだろうか。

週末の暖かな陽気と平日の疲れに流されそうになっていただけに、身が引き締まる思いがした。そんな週末の始まりも悪くない。

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