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自分の脳におやつをあげる

最近、ちょこちょこと瞑想をするようになった。

友達がヨガのインストラクターでもあり、かなり昔に彼の瞑想ワークショップに参加して教わったときの記憶を引っ張り出してやっている。なので、かなり自己流になっている感は否めないが、特に着替えたりすることもなく、椅子に座ったままできるため、ありがたくやらせていただいている。

でもそもそもなぜ瞑想なのか?

取り入れ始めた理由は、脳はなかなか切り替わらないということに気づいたことから始まる。

自然の成り行きに任すと切り替えタイミングがなかなか合わないし、うまく切り替わったとしても、すぐに声をかけられて台無し、なんてことはよくある。仕事だけじゃなくても家でも集中して本を読みたいときもそういったことは変わらず起きる。

最初はそもそもの環境を変えるという手もあるけども、転々とカフェを動き回るほどカフェは多くないし、遅くまでやってない。同じ環境の中で切り替えるには…と煮詰まったところで出てきたのが脳内環境を変えること。つまり、瞑想だ。

僕の教わった瞑想の特徴は、頭を空っぽにして呼吸だけに集中するだけじゃなくて、意識を拡張するというのが面白い。

自分の体にとどまっている意識を呼吸のたびに少しずつ広げていく。最初は部屋、次は家、そして半径100m、、、、といって最後に宇宙までいったら折り返して今度は意識を縮めて自分の体に戻ってくる。そんな感じだ。意識を広げるというのが感覚的に分かりづらいかもしれないけど、自分の間合いを広げる感覚らしい。

(彼と行う場合は、これをスムーズに行えるように環境や姿勢、声での誘導などを全てコーチングしてくれるので一人でやるより数倍気持ちいい。)

そうして、目を開くと脳が完全にニュートラルな状態になっている。驚くほどにクリアで、脳のギアの入れ替えがものすごくしやすい状態になっている。現実逃避とは違う形で、多分ずっとエンジンをかけっぱなしの脳に"おやつ"をあげられたのだと思う。脳も脳で、一つの生き物なのだ。


脳はなんとなく不可侵なものであるイメージがあるけれど、意外とハックできるんじゃないかと今更ながら思う。自分の脳とうまく付き合う方法をもっと身につけていきたい今日この頃である。

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