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【京都国立博物館】特別展東福寺を観た感想

こんばんは!ド真面目な食いしん坊 やぶきふうとです。先日、京都国立博物館の「特別展東福寺」を観に行きました。

特別展東福寺の詳細はこちら↓

東京でも開催されていた、大規模な展覧会です。

1.禅宗美術の初心者には、音声ガイドが重宝しました!

私は音声ガイドを会場でレンタル。女優の木村多江さんの優しい声が、東福寺の世界へと誘います。禅宗美術の知識がゼロだった私でも歴史などが深く学べました。おそらく展示の説明文だけで理解しようとしたら、途中で飽きてしまったでしょう。「次は10番を再生やな!」などゲーム感覚で会場を歩けたのも楽しかったです。

2.臨終の書、遺偈(ゆいげ)に興味津々

遺偈(ゆいげ)とは、僧侶が亡くなる間際に人生を振り返ってしたためる書のこと。東福寺で禅の修行を積み重ねた僧侶の、最期の言葉に触れることができます。私が面白かったのは、筆の乱れ具合です。死ぬ間際に力を振り絞って書いた様を感じ取りました。「私が僧侶だったら言葉を残す余裕ないなー」と想像したりして、楽しみました。

3.お気に入りは、ニ天王像!

たくさんあった展示物の中で、お気に入りは「ニ天王像」です。ポスター写真にも掲載の巨像は、木造ながらも、筋骨隆々な風体や感情豊かな表情、服のシワまで再現。さらに片手を上げたポーズが勇ましくて、大変かっこいい。お土産コーナーに、もしフィギュアがあったら即購入していたと思います。

ポスターの二天王像(めちゃ天気よいね)

ちなみに、次にお気に入りをあげるとすれば、絵仏師・明兆が手がけた「五百羅漢図」です。極色彩と水墨を組み合わせて描かれる、僧侶たちの生活。僧侶たちは修行ばかりしていると思いきや、お風呂に入ったり、髭を整えたりしていて賑やか。東福寺での暮らしが垣間見れる作品でした。

最後に

特別展東福寺は、12月3日(日)までです!
気になる方は、ぜひ行ってみてください。

展覧会を観た後、東福寺にも足を運びたくなりました。ちょうど紅葉が見頃でしょう。寒暖差が激しいせいか、家に引きこもりがちな私ですが、まだまだアクティブに楽しみます!

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