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藤田晋"起業家"を読んで

ある社長さんにお勧めされた一冊。1人の熱狂からしか、世界は変わっていかないのだと身に染みて感じた。ほぼ書き殴りだが読んだ感想をnoteにまとめておこうと思う。


読んだ直後の感想

生き急ごう。死と向き合う努力をしよう。

起業家がすべて偉い、政治家がすべて偉い、職業へ貴賤があるとは言わないけれど、やはり自分は世界を前に進める人材であろう。

常に長期的に世界を前に進める人間は、短期的に批判されがちである。それは現状維持を安心と捉える社会から一種離脱した営みだからだ。

前に進もう。生き急ごう。自分自身に、日本という素晴らしい国に、地球という美しい惑星に、人間という素晴らしい生物に、つねに希望を求めよう。

生を使いきろう。最後に絶望を持って寝床につくために、希望を灯し続けよう。

モチベーションに頼らず仕組み化しよう。自分の熱量を常に持ち続けれる、いい意味で子供で居続けれる環境を作ろう。社会は素敵な場所であるが、まだまだ良くできる。これは両立することである。

死と向き合い続けよう。どうせ死ぬのであれば、今この瞬間を楽しまないと損ではないか。なにかの大義名分に向かっていかないと損ではないか。スタンスを取り続けよう。

社員が自己実現にまっすぐ向かえる会社を作ろう。お互いの自己実現を本気で尊重しながら、コンフォートゾーンから飛び出し続ける挑戦を自分で選んでいける。それぞれが作りたい社会像があり、それに向かって今この会社で働く勝ちがある、と心から信じれる場所を作ろう。

問い続けよう。素直でいよう。

人間の価値はそこにしかない。疑問を持ち続けよう。

いつまでも子供のままでいよう。本当の意味で自分の欲求に素直になるとはそういうことではないのか。

変に羽目を外して周りに悪影響を及ぼすグレ方や、現実逃避のための酒やギャンブルは欲に素直なのではない。ただ逃げているだけ。

暇つぶしという観点では人生何をしていても変わらないし、本質的に同じとは思うが、この瞬間が本気で幸せであり、その瞬間が長く続くことが人生の幸福度の最大化なのであるとすれば、後者は間違っている。

「ヒトに貢献する」という北極星を忘れず、自分のこの熱量を使い果たす。

なぜ努力するのか、まぁ自分ではあんまり努力している感覚はないのだけれど、なぜ行動するのかの言語化をしたい。

藤田晋さんから学べること

年間100本の映画鑑賞

藤田さんは本も雑誌も新聞も読み、年間100本以上映画を鑑賞するほど人に対する洞察力を磨いているているらしい。

事業に対する洞察力と同じくらい、人や組織に対する洞察力も重要だと思います。私自身、学生時代のアルバイト先であるベンチャー企業の専務から、「社長になりたいんだったら、感性を磨け」と言われて意識してきました。

当時、「感性を磨くにはどうしたらいいですか」と聞いたら、その答えは「本や映画、舞台などをたくさん見て、人々が何からモチベーションを得て、喜びを感じ、誇りに思うのかを学べ」というものでした。今でも年間100本は映画を見て、本も雑誌も新聞も読み、舞台にも足を運んでいます。

そうやって人に対する洞察力は磨いてきたと自負しています。会社が社員のことを大事にしたら、社員も会社が大事だと考える。それに、よい事業ドメインを選び、やる気がある優秀な人材を登用して会社を成長させていこうと考えれば、よい事業を選ぶ洞察力と同レベルで、人をやる気にさせる洞察力は必要になります。

藤田晋

元々人の感情や社会心理学、コーチングなどに興味もありましたが、あまりストーリーを摂取してこなかった人生なので、映画鑑賞の習慣は取り入れたい。年100は流石に厳しいので、まず週1の習慣、年50本を目標にスケジュールに組み込んでいきたい。

いかに早く、逆境に取り組めるか

「今の若い世代に最も伝えたいことは?」

そうですね。ハートの強さを持ってほしい、ということでしょうか。仕事人として成長するためには、周囲に何を言われても動じない強いハートが必要です。ハートの熱さとは違います。熱さは短命で終わりますが、強さはそうじゃない。時間をかけて鍛えられるものです。この17年の間に、当社もネットバブルの崩壊や株価の暴落、事業の大転換などさまざまな浮き沈みがありました。その度に決断を迫られました。経営者の大事な仕事のひとつは決断することですが、決断力とは頭がいいとか悪いとかじゃなくて、心が強いか弱いかだと思うんです。目の前の数字に惑わされたり、周囲の意見に流されたりするのは、自分の心が弱いから。逆に強ければ、自分が正しいと信じた道を突き進むことができます。しかし、ハートの強さというものは簡単には得られません。逆境に立って初めて鍛えられ、そういう経験を重ねたハートの強い人が生き残っていく。だからこそ、若い人には失敗を恐れず、もっとリスクを取ってチャレンジしてほしいですね。

藤田晋

仕事が生まれる仕組みを作る

藤田さんは創業時、週110時間労働をしていたらしい。毎日9:00-26:00は仕事をしていたという。

これは巷でよくある「俺は睡眠を削って頑張った」というメッセージではないらしい。誤解されることも多いらしいが。

仕事がなくても忙しくすることで仕事を生み、成長し、成長した人に仕事が回ってくるという循環を早めるためだという。

これは新卒のみんなに伝えたいと思った。一見意味がなくても走り回り、生産性が高くなくてもハードワークをすることで成長し、仕事を任され結果がついてくる。結果的に周りと一歩も二歩も差がついていることなんてざらである。

決して睡眠時間を削ってパフォーマンスを下げてまでやる価値はないと思うが、他のことを一旦シャットアウトして仕事に集中する期間があっても良いのではないかという提案である。しかもその期間は新卒の時にしか取れない。

何故こんな訳のわからない目標を立てたかというと、仕事以外のことをしたり考えたりすることを物理的に不可能にして、時間も神経も完全に会社と仕事に集中したかったからです。

サイバーエージェントHP トップメッセージ 1998年「週110時間労働」


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