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ダメ男の野球こぼれ ♯18 ~合わない関係~

えと、今週の阪神は3勝3敗でしたが、まァ、そんなことはどうでもいい。
それよりも火曜日の試合にのみスポットを当ててみたいと思います。

世の中には「どうしても合わない人」というのがいます。
マジメな話ならまだしも、冗談でさえ何か食い違う。仮に趣味が同じでも微妙に感じ方が違っていて話が弾まない。
もちろん、どっちが悪いとかという話でもない。というかお前が悪いということをどっちかが言い出した途端、一気に険悪になる。
こういう人と仲良くなろうとすること自体が無理というか時間の無駄で、お互い、距離を取ることが得策というか他に方法がないのです。

アタシはね、どうも、阪神とヤクルトに同じことを考えてしまうのです。
これは最近のことではなく、それこそアタシがプロ野球というものを見始めた1976年以来ずっと思っていることで、ヤクルトとの試合後は何か妙な不快感が残る。たとえ完勝したとしても。
アタシは基本的にプロ野球選手、そしてプロ野球選手OBすべての人にリスペクトしていますが、何かこのOBの話、違和感があるな、と思ってよくよく考えてみるとヤクルトのOBだったとか、そういうことが非常に多い。

これはアタシが阪神贔屓だからそう思うだけで、おそらくヤクルトファンからしたら阪神との試合後の違和感や不快感があるんだろうし、阪神OBの意見には基本納得出来ないと思うんです。
もう一度言いますが、アタシがプロ野球を見始めた1976年から、だから45年ですよ。45年もずっと、というのはやはり、何かない方がおかしい。
そもそもですが、球団同士も仲が良いとは言えない。また今度本サイトに詳しく書くけど、ヤクルトが球団経営に参加して以来、ただの一度も「交換トレード」をしたことがないのです。(FA移籍や金銭トレードはゼロではないが数は少ない。最後のトレードは2000年の野村克則の無償トレード)

正直、ここまで相性が悪い球団同士、というのは他にないと思う。
別に歴史的経緯で仲が悪いわけではないし、親会社の資本関係を考慮するなら、阪神とヤクルトはむしろ「遠い親戚会社」なわけで、同じガチ仲が悪い、親会社同士がライバル関係の巨人(讀賣新聞)と中日(中日新聞)とも根本的に異なるわけで。
となるともう、冒頭に書いた「根本的にどうしたって合わない」ってことなんじゃないかと。

今回のサイン盗み騒動の相手がセ・リーグの他の4球団との試合ではなく「ヤクルト」だったってのは、ある意味ものすごく理解出来る。
ヤクルトとの騒動は今までも無数にある。阪神と他との試合でそうした騒動はまったく思い付かないのに、ヤクルトだけは、もういちいち何があったかは書かないけど、いくらでも思い付く。
間違いなく言えるのは「どっちが悪い」という話じゃないし、どっちが悪いという話に持っていこうとした瞬間、収拾がつかなくなる。まさに今回のサイン盗み騒動と同じです。

アタシは本エントリにおいて一切阪神の肩を持っていない。疑わしいことをしたのは事実だし。かといってヤクルトの方が正しいとも思っていない。まったく謂れのないことを指摘されて怒りが頂点に達する阪神側の気持ちもわかる。というか最近も個人的にそんなことがあったんでね。
しかしそういう「どっちが悪い」ということを言ってても何の意味もないんです。というか揉め事が起こった時に無関係者や仲裁に入る人間は「どっちが悪いのか」を問いただしても問題の解決にはならないんですよ。

理由?その答えはドラえもんが言ってくれてますよ。もちろん「戦争」を「喧嘩」に置き換えて読んでもらえれば幸いです。

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