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カセットテープ、そしてそのCMと音楽。【TDK編】

 

SONY、AXIAに続き、今回は【TDK】についてのお話を。

TDKとは何の略?とAXIAに続き長年の疑問を解決すべく調べてみると、


【社名の由来】
TDKの創業時の名前は、「東京電気化学工業株式会社」でした。 その後、東京(Tokyo)電気(Denki)化学(Kagaku)の頭文字をとって、1983年、TDK株式会社となりました。

だった。

へぇーーーー!!!(三週間ぶり二度目)

NHKと同じくストレートな頭文字命名だったとは!

それからあのダイヤモンドみたいなマークは一体?

【マークの意味】
TDKのマークは、電子計算機と磁性材料を三角や四角を使ってデザインしたもので、「電子工業の世界の重要なポイントを接続する役割を果たす」という意味を表しています。TDKという文字と組み合わせて、TDKの製品・サービスの品質を保証するシンボルとなっています。

へぇーーーー!!!(数行ぶり三度目)

と、感心したところで。

実は、カセットテープにおいて私が一番好んで使用していたのはTDKなのだ。

SONYには憧憬を抱いていて、そのデザインが素敵なのは勿論だったのだが、今思うと上記で触れた「TDK」という字面や特徴的なマークが個人的に惹かれていたし、カセットテープのデザイン的にも何故か不思議とそこに落ち着いてしまう安定感らしきものを感じていたように思う。

親に貰った最初のカセットテープはこのD-C60で、自分の歌声や喋り声が入っていた最古参の一本だった。

それから成長し、中学生辺りで最も購入していたカセットテープといえば次の二本だ。

そう、TDKのADとSFである。

気づいた方、若しくはご存じの方もいらっしゃるかとは思うが、こちらのテープ本体のデザインはSONYのHF-SやHF-ESとほぼ変わらない(と思う)

しかしながら、社名や種類のロゴがテープ中央に来ているのが好きだったのとインデックスカードのデザインや色味やフォントも自分好みだったのだろう。

兎に角私は単なるTDKテープファンだったのかもしれない。

因みにビデオテープに関してもほぼTDKしか購入しなかった。

黒いケースやインデックスシールの統一感が並べた時にとても爽快だったからだ。

自分的にしっくりくる感覚というものを誰しもが感じることがあると思うのだが、私はそれがTDK製品だったということなのだろう。

さて、テープのことはこれくらいにして、次はCMと音楽について。

SONYは時代を先ゆく独創性、AXIAは新興勢力的な勢いみたいなものを勝手に感じていたのだが、TDKはどうだろうか。

私が思うにとてもバランスよく海外と国内のアーティストを起用していたように思う。

まず、海外アーティストから言えば、スティービー・ワンダーの「パートタイム・ラバー」

このCMで彼を知り、FMでこの曲を捕獲してよく聴いていた。
今でも好きな洋楽の中の一曲である。

そして、エリック・クラプトン、「愛しのレイラ」

この曲は初めてといっていいくらい、「エレキギターの音ってカッコいい!!」と感動した印象深い、今でも大好きな曲。


次はサザンオールスターズが洋楽をカバーしているシリーズ。


ディープ・パープルの「Smoke on the Water」やクリーデンス・クリアウォーター・リバイバル「雨をみたかい」は名曲だと思わせてくれた彼らのパフォーマンスに感謝の念を抱いてしまうし、「神様お願い!」は洋楽ではなく日本のGSブームでも屈指のバンド、萩原健一がボーカルのザ・テンプターズの曲だが、映像的にも忠実にブーム当時をモノクロームで再現しているところ等、目にも耳にも興味をそそられる要素が多い作りになっているなと今見ても素直に楽しい。


そして、私的にCMから好きになった曲の代表例の一つとしてチェッカーズの「ブルー・パシフィック」がある。

チェッカーズの12インチシングル両A面の内の一曲なのだが、「企画シングルとして発売された為、ランキング番組などで披露される事はなかった」曲なのである。

だから私はまたしても当時ラジカセの前で投網を握り締め、FMを聴きながらエイヤッ!と捕獲した思い出の曲。

無事に録音出来た時は嬉しくて、今聴いても渋くていいなあと聴き入ってしまった。


以上が特に私が印象に残っているCMだったのだが、TDKのCMは私が知らなかった又は、知っているアーティストや楽曲により興味を持たせてくれる傾向にあったのだと気が付いた。

私と「音楽」を親しみ深く繋いでくれ、それに対する好奇心を擽ってくれたCMを見せてくれたTDK。

もしこれを読んで下さっている音楽好きの方の中に、同じ思いを抱いて下さっている方がいらしたら幸い。


声を大にして言おう。

愛してる、TDK!
ありがとう、TDK!

(あの頃の思いを胸に)





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