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女子大生、旅に出る。その4「なんとか道路を横断して」

道路を横断するのに体感15分は
格闘したであろうか。
少しコツを掴んだ。

前半を小走りで走ってみると、
どうやら飛び出しに当たるのか
バイクの運転手達に怒られた。

それなら止まってくれよと思いつつ、
中盤から渡り切るまではゆっくりと
道路を歩いてみることにした。

それが正しかったのか、
悩んだ事が無意味だったくらい
簡単に道路を渡りきることができた。

くたくたになりながらも
なんとかバスの運転手さんが乗り込んで行った新たなバスに飛び乗った。

He is my friend. No problem.

「先程の運転手さんと自分
(飛び乗ったバスの運転手さん)は
友達だから問題ない。」

祖父を思い出すようなマイルドな笑顔と
私でもわかるような簡単な英語で
新たな運転手さんはそう説明してくれた。

、、、本当かよ!
疲れ気味で若干信じられない気持ちだった。
さっきは急に降ろされたのに、
また追加でお金を取られたらどうしよーー

そんな事をちゃっかり考えていましたが、
何とかホテルまで連れて行ってくれました。

疑ってごめんネと心の中で謝り、
感謝の言葉を述べて下車。

日本を出発してから半日以上が経っていた。
昼もそこそこに夕方に片足を突っ込む時間。

やっとベットに倒れ込むことができた。

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