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かつての尾久三業地・小台に復活した「割烹熱海」の「いなり寿司」

かつて尾久三業地なる繁華街がというか色街があった。その名残りが荒川区小台にある。小台交差点には「熱海」「喜楽」の老舗割烹が並んでいた。「熱海」は103年の老舗で、町屋斎場の法事のメッカ。王子流通センター勤務時代は忘年会も催した。「喜楽」は太っとい饂飩での饂飩すきが絶品のお店だった。しかし先ずは「喜楽」が閉店、続いて「熱海」もコロナ禍で閉店。小台の火が消えたようで寂しかった。

向かって右が今の割烹熱海、左がかつての喜楽があったビル
割烹熱海の入口
割烹熱海の稲荷寿司受け渡し


 しかし「割烹熱海」は1年弱後に再開。ずいぶんと縮小して、建物の半分くらいはドラッグストアやスポーツ施設になった。ランチには一度寄ったが、気になる告知があった。それは大好物の「いなり寿司」テイクアウト。『「熱海」の作るいなり寿司なら』との期待で購入。月火のみの販売で限定30食。店頭の販売では柴犬くんもお出迎え。蓋を開けてみると、ズッシリ丸々した稲荷寿司。油揚げを表裏逆で包み、中身はヒジキや山菜の混ぜ酢飯。油揚げは甘みの強い味つけ。真ん中に漬物で巻いた寿司飯が鎮座。副菜に卵焼きが付いていて、これも扇屋のように甘い派。ミニ三色団子🍡が添えられていたのがキュート。これで千円ポッキリなら、充分なコスパ。さすがは熱海の稲荷寿司であった。
https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132303/13018589/

いなり寿司
「いなり寿司」包装紙
テイクアウトお出迎えの芝犬くん

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