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鈴木敏夫+押井守「されどわれらが日々」

鈴木敏夫+押井守「されどわれらが日々」(DU-BOOKS)。電子書籍版はこちら↓
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 スタジオジブリに言いたい放題の押井守監督。それをヌラリクラリと交わしながら、対談をまとめ上げる鈴木敏夫プロデューサー。本当に昵懇の間柄だからこそ、できるコミュニケーション。長いつきあいだからこその、楽しいハチャメチャ対談。それにつけても、お二人ともよく映画を観ている。生粋の映画人なのだなと感服。やるのなら徹底的にここまで極めるところからこそ、世界に存在を認めさせることができる。それにしても柴田翔の作品と同じタイトル。


 そして、この本の編集が復刊ドットコムで元部下だった編集長だった森遊机氏。この人も筋金入りの映画オタク。積極的に巨匠2人の対談に切り込んでゆく。もともと彼は鈴木敏夫プロデューサーのFM東京「ジブリ汗まみれ」の単行本化を担当していて、過去に5巻まで刊行していた。彼はスタジオジブリにずいぶん食い込んでいて、米林昌弘監督の「思い出のマーニー」画集も刊行させていた。おかげさまで「思い出のマーニー」エンドロールには、彼と共に私の名前まで掲載されるという、驚天動地のサプライズがあった。その時にご一緒させて頂いた鈴木敏夫プロデューサーの秘書が、この対談で登場するプロダクションIGの石井朋彦プロデューサーの奥さま(鈴木敏夫氏が言う通りの別嬪さん)だった。もう一つは、この本を出した出版社の編集長が、私の唯一の著書「復刊ドットコム奮戦記」の編集者だった稲葉将樹氏。かつての仕事でお世話になった方や関係者がゾロゾロ出てきて、懐かしくも再会した気分。

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