大相撲秋場所の14日目を両国国技館で観戦。自分は膝が硬くなって、マス席だと脚が痛くなるので、ずっと椅子席で観覧。今回は序二段からの観戦。正面８列で見やすい席だった。相変わらず協会はマスク着用と応援の声出し禁止だけは喧しいが、食事は座席で摂っても良くなったが「お酒は一本まで」「黙食」の制限付き。「満員御礼」の垂れ幕は降りなかったが、国技館は結構な満席で、外国人客も戻ってきている。

　沸いた相撲は炎鵬、熱海富士、宇良、若隆景、遠藤。今はこのあたりが銭を取れる人気力士と実感。そして玉鷲、高安、北勝富士の優勝争い。とりあえず優勝が千秋楽持ち越しでよかった。大関陣は不振で、付け足しみたいな雰囲気。それにしても照ノ富士の休場が寂しい。場所を観に行って横綱土俵入りがないことは、いわゆる「画竜点睛を欠く」である。こんなことなら初日を観に行けばよかった（一時期は白鵬や鶴竜の休場を危惧してそうしていた）。ご贔屓の慶天海は寄り倒しで翠桜を破って見事に勝ち越し。応援のし甲斐があった。相撲博物館は「第71代横綱・鶴竜力三郎展」。写真と衣装中心の展示。地味だが業師で好漢。