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【長島純郎】2019.9.1 UCI GRANFONDO WORLD CHAMPIONSHIPS,POZNAN,POLAND

リザルト 40-44 70位

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平坦コースだが、風と悪路で休むところがなくキツイレースだった。
前に上がることもできず、集団につくだけで後半にそこからも千切れてしまうという何とも言えない結果であった。

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晴天のポズナン、レースじゃなければ訪れないであろう地である。そのポズナンに世界各国のアマチュアライダーたちが世界のトップを目指して集まってくるのがUCIグランフォンド世界選手権だ。

日本ではまだレースとしての知名度が低いが、ヨーロッパ圏ではイギリス、ベルギー、フランス、イタリアをはじめ多くのレーサーが参加する大会であり、トップ選手は若手からベテランまで元プロ選手も参加する世界選手権にふさわしいレベルの大会である。

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日本からは50名弱の参加者、主にニセコクラシックで資格をとった選手たちだが、僕のようにTour de Bintanやドバイのレース、フランスでと各地で資格を取った選手たちが集まった。

レースはカテゴリーごとに7分くらい置きにスタートする。

レース前、高岡さんからは集団前方で常に位置するように指示をうけていた。
自分でもそれはわかっていて、そのつもりでスタートした。パンク等何かあったときに対処できるようにとも考えていたが...

号砲が鳴り、集団左中ほどから走り出す。
スピードが上がる中前に上がるチャンスを狙っていく。大通りを少しずつ前に上がっていくが、細い通りに入るコーナーでイギリスの選手が段差にはまり僕の前で落車、位置を下げてしまった。
ここからは前に上がろうと狙うも、なかなか上手くいかず。玉仙さん、山下さん、バイクラの山口さんと話を交わしながら、耐える。
正直くっついていくだけで精いっぱいだった。弱い...

ふと一度の目の補給ポイントを超えると幾分余裕が出てきて、ピンクの山口(大)さんあたりまで上がるとそこが定位置となった。前方ではレースが繰り広げられているのが見える。
高速の高架を下ると悪路があるので、前方では高架でアタックがあったりが見えるが、自分の位置から上がれないのが悔しい。

集団がずいぶん大きくなっていた。他のクラスのグルペットを吸収しつつ進んでいるのがわかる。それがわかるのは後ろにいるものだけ。選手たちはこの悪路のコースとスピードだと後ろを振り返る余裕がない。つまり弱い選手の位置だ。泣ける。

100km過ぎ当たり最後の高架超えたあたりで落車が起きだす。暑さから集中力が切れてきたのか、変なところで落車がおき、中切れがおこる。
日本人選手が巻き込まれている。誰だろう。僕が中切れを埋めていると、その選手が列車を作って抜いていくので、乗っかりどうにか。しかし2度目か、また僕の前方で落車が起きた時には、取り残されてしまい、埋める脚もなく残り距離を消化するのみとなった。

そのなかでも落車が頻発するし、屈強なポーランドの選手がコーナーで膨らんで思いっきり体当たりを食らったので(僕も頑丈なので落車はしない)、あとは安全にゴールしようと残り20㎞位を消化した。
ポズナンの中心部に設けられたゴールが近づくと大きな声援の中活気づくが、僕はベルギー選手たちと後方でのんびり周りに手を振りながらのゴールとなった。
3分弱の遅れの70位。

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同じカテゴリでチーム代表の高岡選手が3位ブロンズとの報、またゲンタも3位と聞き、すごくうれしいかった。

おめでとうございます。

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さて、僕は6月のケアンズIM70.3終了後からあまり自転車に乗れない日々が続いた中でどうにか完走できる位まで体調を戻した程度であった。
しかしとても良い刺激となったので、沖縄に向けてどんどん上げていきたい。
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機材について、今回Canyon Ultimate CF SL Disc にSACRA Cycling さんのKYLE5 IGNITE Disc、パイオニアのペダリングモニターという構成で望んだ初レースでもあった。
Canyon ultimate はセカンドグレードだが、非常によく進み、フロントの剛性の高さもあり安心して走ることができた。またこのコースにあたってホイール選択が当たり非常に助けられた。長距離、悪路、高速レースという今回のレースにぴったりであった。パイオニアのペダリングモニターとCA600という構成だが、CA600にコースを入れ、未知のコースをナビでコーナーを事前に予測できるのはありがたい。
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今回の旅仲間で、チーム代表の高岡さんと福田さんには大変お世話になりました。また山口兄弟をはじめ、日本チームの皆様、ありがとうございました。お疲れ様でした。
またこのような長いお休み(リモートでの3日間の仕事含む)をくださった事務所の皆様および応援してくれた恋人や仲間たちに心より感謝申し上げます。
このあとは夏休み。
スロベニアの旅だ!
スロベニアレポートはまた別途掲載します。

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やぎ



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