雑記「岡田斗司夫さんのブロマガ_SF作品を作るとは『科学的なつじつまを合わせること』じゃない_を読んだ」

岡田さんの記事を読んで、なるほど、と思った。ガンダム THE ORIGINを見ての記事だが、とても面白かった。

以下、太字の部分は抜粋。

SFというのは、「科学的な辻褄を合わせること」じゃないんです。
 「それが本当に現実化した場合、コロニーが現実化してたり、月にハイテク企業の本社があるということが現実化した場合、お互いに、どのような常識の塊が、その世界を支配しているのかを考えること」がSFなんですね。

とても面白かった。月面の話なのに重力のことを忘れてコップに水を入れて出すのはおかしいとか、クッションなんていらないはずとか。

特に服装の話がうならされた。

むしろ、地球出身のテム・レイだけが逆にスーツであるべきなんですよ。テム・レイは地球生まれだから。彼がアナハイムでプレゼンする時に、地球の流儀でスーツを着ているのに対して、重役たちはノーマルスーツ(宇宙服)の下に着る温度調整が簡単に出来るジャージのようなハイテクアンダーウェアを着ている。そうすれば、この「アナハイムというエリート集団の元に、テム・レイという、ちょっと立場が悪いヤツが来ている」ということを見せれるはずなんです。

なるほど! と思うと同時に、ぞくぞくした。こういう文化の様子が垣間見える一瞬が楽しい。どうしてそうなっているんだろうという問いに妥当性のある答えが用意されていることが快感なのだろう。それが創作だろうと現実だろうと関係ない。

自分も空想世界を想像するが、こういうところに気を付けられるようになればもっとよくなるだろうと思う。

……と思うが、最近は「設定よりも話の内容に力を入れようキャンペーン中」なのです。はい。

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