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Takakoの読書ログ

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読んだ本の感想や紹介。自身の覚書も兼ねて。過去に書いたものはこちらから。 https://booklog.jp/users/tsujiitakako
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記事一覧

リカバリー・カバヒコ 青山美智子 光文社

オーディブルにて。 以前、新聞の書評で見たことがあったのを思い出して。 さびれた公園のア…

Takako.T
10日前
4

コンビニ人間 村田沙耶香 文春文庫

ちょっとコワイ。 でも、思わず笑ってしまう。 私たちは普段、本当に多くの忖度と「暗黙の了解…

Takako.T
3週間前
5

そして、バトンは渡された 瀬尾まいこ 文春文庫 

オーディブルにて。 現実にはなかなか、あり得ないだろう夢物語のような部分もたくさんある。…

Takako.T
1か月前
4

夜明けのはざま 町田そのこ ポプラ社

オーディブルにて。 自立することを選ぶ女たちへのエール。 私にはそう読めた。 今となって…

Takako.T
1か月前
8

流浪の月 凪良ゆう 東京創元社

オーディブルにて。 事実と真実は違う。 リアルな描写に、何度も出てくるこのフレーズや、身近…

Takako.T
1か月前
4

月の立つ林で 青山美智子 ポプラ社

オーディブルにて。 同じポッドキャストの配信を聴く、全く違う状況の人たちが、それぞれにそ…

Takako.T
1か月前
4

推し、燃ゆ 宇佐美りん 可出文庫

オーディブルにて。あちこちで書評を目にするので現物はいかに、と開いてみた。 たしかに真に迫った表現力。 所謂「推し」と括られるようになった文化やビジネスや、ファンの立場の人々の様々な心境や関わり方や、がうまく網羅されている、気がする。思い当たることや共感できる鋭い描写も多く、ちょっと極端に思える主人公の反応も明日は我が身という気がして、その苦しみが感じられてしまうのがちょっと辛いくらい。 生きることをタイヘンに感じてしまう者の息苦しさ、もがいても届かないもどかしさ、そんの中で

汝、星の如く 凪良ゆう 講談社

オーディブルにて。 掛け値なしに面白かった。 運転中の暇つぶしのつもりが、続きが知りたくて…

Takako.T
1か月前
4

不祥事 池井戸潤 講談社

漫画に使われる効果背景や吹き出しの画像が目に浮かぶような、気っぷの良い主人公の言動が、ス…

Takako.T
2か月前
2

仇敵 池井戸潤 講談社

思わずドラマ化するなら誰をキャスティングしようかと思い巡らせてしまった。 銀行印という設…

Takako.T
2か月前
1

かばん屋の相続 池井戸潤 文芸春秋

よくできていて、面白い。 銀行の業務のこと、融資のこと、そして中小企業の心意気やそのあり…

Takako.T
2か月前
1

ハヤブサ消防団 池井戸潤 集英社

さすが、と唸ってしまうような筆力、描写力。 自然に囲まれた地域の、四季折々の空気の匂いや…

Takako.T
3か月前
1

店長がバカすぎて 早見和真 ハルキ文庫

妙齢でパッとしない、一見、ありふれた風の女性の日々の葛藤や悩みを描いたお話、としては普通…

Takako.T
3か月前
5

思い出が消えないうちに 川口俊和 サンマーク出版

「コーヒーが冷めないうちに」 の続編。 これも旅先、今度はヒコーキの待ち時間に購入。 ある意味、夢物語だと分かっていても、自分ならどうするだろう、自分だったらどう思うだろう、と思わず考えさせられてしまうことで、なんだかリフレッシュできるような気がする。 謎解きのように、1冊目ではハッキリと説明されなかったことが少しずつ明らかになり、綿密な設定や伏線になるほど、と感心してみたり。 全力で人生について考えてしまうような重たい文学作品と向き合うには、体力も心力も必要だけど、もっ