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ゲームセンターでの対戦格闘ゲーム(鉄拳)から学んだこと

こんにちは、やぎたろうです。

 私は大学生の頃、対戦格闘ゲームの鉄拳にハマり、毎日のようにゲームセンターに通っていた時期がありました。

 対戦格闘ゲームからの一番の学びは、「怒りの感情のコントロールの重要性」です。

 ゲームセンターでの対戦格闘ゲームでは、まずゲーム開始にあたり1クレジットを投入。
 そして対戦が始まり、勝利すると引き続き対戦が可能となりますが、敗北するとゲームオーバーとなり、再戦するには追加で1クレジットを投入する必要があります。

 対戦格闘ゲーマーたちは皆、勝利を目指して対戦をひたすら繰り返します。実質的に1クレジットを賭けた戦いなので、真剣勝負です。負けると、とても悔しい。

ゲームセンターの鉄拳の筐体

 私の場合、勝ち続けることは珍しく、負けることが多かったです。
それでも負けが続くと、しだいにイライラしてきて、ミスをしたときに「あー!」と声を出してしまうことが度々ありました。

 こういうイライラしている状態のときに、勝てるようになったことはまずありませんでした。
(イライラ → 負ける → さらにイライラ → 負ける・・・の繰り返し)

自分でも、うすうす勝てないとわかっていながら、イライラの感情に任せて1クレジットを投入していました。(つぎやったら絶対勝てる!という謎の自信がありました)

 いま、当時を振り返ると「対戦で負けた」という事実を認めたくなかったからイライラしていたのではないでしょうか。
負けたことを、つぎの対戦の勝利で打ち消そうとして必死になっていた。でも、つぎの対戦でまた負けてイライラする。さらにつぎの対戦の勝利で打ち消そうとする・・・という負のループを繰り返していたように思います。

 当時の自分、負のループを繰り返していた自分に対して言いたいことは、
「負けた事実を受け入れろ!」です。

 負けた事実とどれだけ向き合えたか、つまり負けた対戦で得られた自分の課題をどれだけクリアにできたかが、つぎの対戦の勝利へとつながります。

具体的には、
 自分のゲーム内でとった行動の中で、
・何がよかったのか?
・何が悪かったのか?
・一番大きなミスは?

 相手のゲーム内でとった行動の中で、
・何がよかったのか?
・何が悪かったのか?
・相手の一番の狙いは何だったのか?

これらを考えた上で、自分が練習して改善すべき課題は、
・自分のよかったところをさらによくするための練習
・自分の悪かったところを改善するための練習
・相手のよい行動(自分にとって厳しい行動)への有効な対策の模索

など、負けた対戦の振り返り、改善のための課題を考え、つぎの練習(改善)へとつなげていくことが、勝利への近道ではないかと思います。

 理想は、「自分を負かしてくれた対戦相手への感謝」の気持ちを持てるようになることではないかと思います。
 自分を負かしてくれた対戦相手がいてくれたから、今後、より自分が改善できる機会を与えられた。そのことに対する感謝の気持ちを持てるようになると、より良いのではないかと思います。しかしながら、どうしても勝利への欲望の気持ちのほうが上回ってしまうので、実際にはとてもむずかしいです。


 あれから10年以上経った今、対戦格闘ゲームはプレイするよりも観戦することが多くなりました。
 プロゲーマーの方々のスーパープレイに魅了される日々を過ごしています。


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