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#技術書典 6の期待の新刊3冊のレビュー結果をちょっとだけ公開します

この記事では以下について扱っています。

・親⽅Project 編『ワンストップ合同誌を作ろう』
・親⽅Project 編『ワンストップ勉強会』
・KOS-MOS 著『Pragmatic Terraform on AWS』
・相互レビューを募集しています

4/14(日)に迫りつつある技術書典6、わたしの原稿もほぼ完成を迎えました。いま、いろいろな人にレビュー依頼して、その裏で私は表紙を作っているところです。

さて、今回わたしは知り合いだけではなくいろいろな人に原稿のレビューをしてもらう方針をとっています。お返しとして、その人の原稿をわたしがレビューしています。つまり相互レビューです。現在レビューしてもらった人は5名。最終的にはあと少し増えそうな感じです。元々知り合いの1人を除いて、すべてTwitter上で声をかけたりかけてもらったりして見つけた方々です。

レビューすると言うことは、最終原稿に近いものを読ませて頂くということです。つまり買わずに読めます。やったね! まあこれは関係者になることと同義ですから、責任は重大です。文責は最終的に著者にありますが、どうしようもないミスを放置してしまえば「この人に依頼して良かったのかな?」なんて著者の人に思われちゃうことになります。

レビューした方の中で、今日は2人の3冊をご紹介したいと思います。わたしがレビューした順番に沿ってご紹介します。なお、紹介の許可は頂いていますが、紹介内容が著者の思うものと違った場合はわたしに責任があります。

親⽅Project 編『ワンストップ合同誌を作ろう』

押しも押されぬ壁サークル、親方Projectさんのみんな垂涎の新刊です。合同誌の作り方と編集者の心得、編集者と著者のお互いの苦労などがよくまとまっていて、まさに「ワンストップ」です。わたしは個人誌の経験しかありませんので、他の著者と歩調を合わせつつ書くという世界をまったく知りませんが、合同誌には合同誌の楽しさと苦労があり、まさに一つの開発プロジェクトのようなものだなあと思いました。

内容はまさにフルコースで、権利やお金周りの問題からGitを使った共同執筆の細かいノウハウまで幅広くまとまっています。体験者が語るやってみての知見、編集長の心得、合同誌特有の二大問題の紹介、とトピックはボリュームたっぷり、読み応えありの約100ページです。

合同誌をあまり読んだことがない立場で、前提知識なしのまま本の世界に飛び込んだのですが、やはり整然とした個人誌とは違って足並みの揃ってない部分が少しだけあったのでそれを指摘させて頂きました。なのでそのあたりはきっと大丈夫だと思います。合同誌の良いところは文章の整合性よりさまざまな人の幅広い知識をギュッと凝縮できて一度に読めるところなので、その持ち味が出ていることはバッチリ保証させていただきます。

親方Projectさんのサークルページ

親⽅Project 編『ワンストップ勉強会』

これは読んでいて本当に面白かったです。レビュアーの立場なので指摘事項が先に立つところ、あんまり面白いので「ここは褒めないと!」ポイントが先に立ってしまうくらいの熱量こもった楽しい本でした。

エンジニア世界ではおなじみの勉強会ですから、10人も著者が集まればそれだけ幅広いあれやこれやのエピソードが集まります。本の構成ははじめは勉強会に初めて参加しようとしている人に向けたもの、続いて登壇者に向けたもの、そして主催者に向けたもの、最後にその具体的な体験・知見をまとめた部分と、どこを取っても骨太な内容です。

勉強会の主催はわたしには関係ないよ! なんて思っている人もハードルが下がること請け合いです。はじめの一歩として社内勉強会がお勧めされています。能動的に勉強会を作り上げるというのは決して遠い世界の話ではないということをたくさんの文章を尽くして教えてくれます。

この本ではレビュアーの立場を(まんまと)利用して、こういうことをもっと読みたいという提案を指摘事項とさせて頂きました。反映されてたらとっても嬉しいので、完成版を何とか入手しなくては!

親方Projectさんのサークルページ

KOS-MOS 著『Pragmatic Terraform on AWS』

わたしのスペースにて委託販売します注目の本です。目次を公開したらはてブ170usersを軽く超えてしまったので、きっと多くの人が期待されていると思います。

わたしはTerraformについて何も知らないどころか、インフラストラクチャ定義ツールを一つも触ったこともないのですが、AWSの主要サービス名は何となく知っているので、それを元に一から勉強するつもりで読ませて頂きました。結果として大正解で、大量のサンプルコードが簡単なチュートリアルから中級者向けまで幅広く揃っているので、コードを流し読みしただけでいまこの本が何をしようとしているかがしっかり頭に入ってくる完成度の高い構成と解説でした。まさにこれは一つの教科書とドリルがセットになったようなものです。「これなら最後までできそうだな」って素人目線で思えるほど。

一言で言うならば「商業誌クオリティ」です。これを最新バージョンでリリース後すぐに出せるスピード感は同人ですけど、文章もまったく粗いところがなく、きちんと段階を踏んだ解説が徹底されています。これホントに1000円とかそこらで頒布しちゃっていいのかな……。なのでわたしが指摘できるところもホントに些末なところばかりで、レビューサボってると思われそうなくらいやれることがありませんでした。プロだ。これはきっとプロの仕業だ。

昨今の皆が気になりそうなトピックを押さえ、そしてベストプラクティスを惜しげもなく扱っており、あまりに素晴らしいのでTerraformに限らず今どきのインフラ管理のトレンドを一冊でなんとなく抑えたい人にも助けになるんじゃないかな、と素人考えに思いました。

ちなみに、著者のブログ記事にあるとおり、当日は楽描帳さん「え35」およびわたしのyagitch.com「か11」の2カ所で委託頒布の予定です。お待ちしております。

おわりに

相互レビューを続けるうちに随分と慣れて本読みが速くなってきました。レビュアー募集している方は @yagitch までご相談ください(もうあまり時間がない)。相互レビューという条件で承ります。なお、あまりつよつよエンジニアな方ではないので技術に関する前提知識がない場合があります。ご了承ください。

では、当日に向けて頑張っていきましょう。

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yagitch

元システムエンジニア。絵も描けてデザインができて同人誌も作ってる人です。

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