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八幡ぎょうざとは・・・

私が活動している『八幡ぎょうざ協議会』(やはたぎょうざきょうぎかい)そして、その根源にある『八幡ぎょうざ』について、少し触れさせて頂きます。
という私も、こうやって書いていないと忘れてしまうもので...
福岡県にも、おいしい餃子と、餃子に特化した団体があることを皆さんに知ってもらえると嬉しいです。。。

八幡ぎょうざの起源

1901年官営八幡製鐵所の設置以来、鉄の都として日本の近代化を支えた福岡県八幡の中心地(現在の北九州市八幡東区)では、製鐵所勤務の労働者の肉体疲労が激しく、スタミナ素材を好んで食べていた事や、中国との鉄鉱石取引が始まることによって大陸と密な関係となって餃子文化が浸透。特に戦後の物資が乏しく貧しい時代、少ない食材で作ることができる栄養満点の餃子は市民の口に合いよく好まれたそうで、それが【八幡ぎょうざ】の起源ではないかと言われております。

八幡ぎょうざの特徴

庶民派のスタミナ料理として八幡の食文化として根付いてきた【八幡ぎょうざ】は、鉄なべ餃子、ひとくち餃子、スタミナ餃子、スープ焼餃子、揚げ餃子など、多種多様で、いまや全国的に有名になった鉄鍋餃子は、八幡が発祥地です。また薬味に「柚子胡椒」を使って食べるのもこの地域ならではの特徴です。大きく分けて以下の4つの特徴で分類されます。

1、鉄なべ系餃子

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(写真)やまとぎょうざ 本店鉃なべ

・・・餃子を鉄鍋に乗せて出すスタイルは、実は八幡が発祥地なんです。

2、中国本土系餃子

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(写真)龍鶴園

・・・鉄なべ餃子のルーツとなった中国系のジューシーな餃子。

3、ラーメン系餃子

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(写真)ホームラン本店

・・・水の変わりに、豚骨スープを使って焼く餃子。ラーメン店で多く見られるスタイルです。

4、お母さん系餃子

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(写真)餃子の味味

・・・地域の食文化として古くから根付いていただけに、多くの家庭で餃子がよく食べられていました。特にお母さんの愛情というスパイスがたっぷり餃子は格別な味わいです。

八幡ぎょうざが生まれた経緯や普及への取り組み

かつて「鉄は国家なり」を合言葉に鉄の都として栄えた北九州市八幡から、街に埋もれている〝食〟素材を発掘し、その潜在力を活かしながら、新しい食ブランドを構築する事で、地域活性化と賑わい創出に繋げていけないか・・・

そんな想いを持った市民が立ち上がり、街の歴史から掘り起こして最終的に探しあてたのが「餃子」でした。その後、【八幡ぎょうざ】として、ブランド名が決定し、マップ作成や市民有志による八幡ぎょうざ協議会の設立、製鐵所起業を記念して始まった地元最大のお祭り(例年動員70万人以上)でも、「八幡ギョウザ・ワールド!」などイベントを大きく開催したりして、徐々にその名前は内外に広く浸透してきております。

八幡ぎょうざ協議会

現在、地元のB級グルメによる町おこしを目的として有志が集まり「八幡ぎょうざ協議会」を立ち上げ、様々なPRを行っている。協議会は2007年(平成19年)より、地元八幡東区の祭「起業祭」のイベントとして八幡東区の中央商店街で「八幡ギョウザ・ワールド!IN中央区商店街」を開催。八幡ぎょうざの店が多数集まり、焼きたての餃子の販売が行われた。北九州・八幡ぎょうざのオリジナルMAPを作成するなど、様々なブランド化事業を企画している。

全国の餃子産地の協議会である「全国餃子サミット」に加盟しており毎年参加しているほか、近年では主に日本全国で行われるご当地グルメイベントなどに出場している。

最近の活動状況

最近では、それまでの活動の成果からか新聞・雑誌・テレビなどマスコミの取材が殺到し、ブランドの認知スピードも当初の想定を大きく上回るものとなってきました。2010年4月に小倉で行われた「第2回小倉BQ食ING~天下分け麺の戦い2010~」で、九州各地のB級グルメが対決するBQグルメの部門で1位に輝いたり、10月末日に静岡県浜松市で開催された【全国餃子サミット2010】にも参加。そして11月の「八幡ギョウザ・ワールド2010」でも3日間のイベント期間中、売り切れ店舗が続出するほど、その勢いは加速しつつあります。

是非!これからの【八幡ぎょうざ】の動向に注目&ご期待ください。

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