飛騨高山修行編 3年間の振り返り

2020年に始まった飛騨高山での生活が終了となります。
色んなことがありましたが
まとめると「成長と価値観の変化」な約3年間でした。

理学療法士を辞めたつもりでいた自分に声をかけていただき
リハビリ特化デイサービスで1年半、訪問看護ステーションで1年半
臨床だけでなく、営業・広報・求人・商品開発などなど
脳みそが熱暴走を起こすまで振り絞ったと感じています。

これまで「自分の商品価値をいかに高めるか」ばかりを考えていました。
それが今は「既にいい感じだから、自分がやりたいことやってよし!」と思っています。

転機のひとつは訪問看護ステーションへの転属です。
当時の所長との出会いが価値観を変わりました。

過去、理学療法士として働き始めたとき
理想の理学療法士像は「地域に根差したリハビリテーション専門職」でした。(辞めたときに捨てた理想像だと思っていました)
所長はもちろん看護師ですが、過去の理想像に近い人だと思いました。

成果を求めて無茶苦茶する自分に対して優しく接してくださり
頑張りたい自分を受け入れて頑張らせてもらいました。

無茶苦茶に頑張って
自分ひとりの限界を知って
誰かに助けてもらうありがたさを知って
誰かと仕事をする可能性を知って

仕事の中で「居心地の良い人間関係」を知りました。
他にも大切にしたいと思える人達に出会って
自分の内側を深く知る機会に恵まれました。

でも、今までの自分だったら
「とはいえ殺伐とした世の中だから、結局は力isパワーだよな」
と元の価値観に引き戻されていました。
(本心では人の深い繋がり、共感、愛と調和、明るさ、遊びがしたかったみたいですが、今の自分にはそんなことできないという思い込みがありました)

そうならなかったのは
顧客や同僚上司など、自分らしさ(これを一種の”弱い””不足した部分”だと捉えていた)を評価してくれたり、それに対して感謝してくれたからだと思います。

自分らしさを受け入れて、うまく活用してくれた人たちのお陰で
自分を許すことができました。

大切な人達が褒めてくれた自分を大切にしたいと思います。
大切な人達が褒めてくれた自分が好きなことをしたいと思います。
大切な人達とまたくだらない話を持って帰れるようになりたいと思います。


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