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観劇 母になったことで感じること

中高時代、一緒に演劇をしていた仲間が、今も舞台に立っています。

薬師寺尚子さん、石井舞さん。

卒業後初の共演!ということで、舞台を観に行きました。

はらぺこペンギン 「トリプルパパパーズ」

高校を卒業して20年以上、舞台に立ち続けていることに感動しつつ、今回の内容が「ファミリーごと」だったことで、私自身も色々考える機会になりました。

トリプルパパパーズ

3人の個性豊かな父に育てられている高校3年生の女の子の物語。
「子離れ」がテーマ。

親になってから、この手のファミリーものは、「親目線」で見て考えてしまうので、最初から涙が出てくることを想定してハンカチを持参。

やはり、3人の個性豊かな父に感情移入。
自分だったら。。と考えながら、そして「いやいや、そりゃないでしょ」とツッコミを入れながら、慌ただしく変化する展開に気持ちを合わせていく。

父が3人いる設定も、今風というか、自由度が高くて面白い。
演者のみなさんも、年齢を経たことによる深みのある演技というか、上手さだけでないものを感じて、2時間という時間があっという間に感じる没入感だった。

未来イメトレ

子どもを持ったことで、このような物語を見る時の目線が「親目線」になり、今回の場合は、自分の長女が高校3年生になる10年後を妄想し、「あーかな、こーかな」と未来イメトレをしていた。

どんな子どもに育っているか、どんな声掛けが出来る親でいるか、どんな距離感で関わっているか、妄想が膨らむ。舞台という目の前のストーリーがあるからこそ、未来イメトレが進む感覚もある。

観劇は良い

観劇は元々宝塚好きからはじまり、自分も高校時代に演劇に片足突っ込んでいたので、大きな舞台から小劇場まで、様々な舞台を観てきたと思う。

内容の面白さや、演者の魅力を感じることが多かったが、最近は観劇することで今の自分が「どのように世界を見ているか」客観的に感じられて面白いと感じる。

気になる部分も移り行く。

私にとっては大切なエンタメであることを再確認したので、またちょいちょい足を運びたい。

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