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【育休からの復職】時短勤務?フルタイム?正解がない選択をどう考えるか

4月に入り、育休中の方の中には復職日が近付き、ソワソワしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、時短勤務とフルタイム勤務か、正解がない選択をどう考えるか、私の経験談も交えて書いていきます。より良い復職の日を迎えるための、ヒントになれば嬉しいです。

私の経験談:時短勤務を選択

私は、2016年4月、長女が7ヶ月の時に「時短勤務」で育休から復職しました。
当時の判断軸は、無理なく働けること。「時短勤務からフルタイムには出来るけど、フルタイムから時短勤務には変更しにくい」と考えたこと、パートナーと相談し、保育園への送りはパートナーが、お迎えは私が担当することに決めたこともあり、お迎え担当の私が動きやすいよう、育児と仕事の両立に慣れるまでは、私が時短勤務制度を活用することにしました。

当時の私は、女性の私がお迎え担当になることや、時短勤務を取ることへの抵抗がなかったこと、さらにパートナーにとってキャリアアップの時期だったこともあり、その選択に違和感を感じることはありませんでした。

逆に、送りをパートナーが担当することで、育児分担が出来ている、良いバランスだとも考えていました。

違和感を感じ始める

最初は時短勤務を取ることへの違和感がなかった私ですが、復職して数か月経過すると、違和感を感じるようになりました。

なぜ私は仕事の評価がされず、さらに周囲に謝りながら帰宅しないといけないのか。

当時、この問題については「時短勤務」だからというだけでなく、定時に帰る習慣がない、残業が常態化している会社において、そもそも時間制約がある社員はお荷物になりやすいという、風土があったと気が付き、がっかりしたことを覚えています。

子どもが生まれるまでは当たり前だった「残業」という働き方。残業是正という言葉は社内でも言われていましたが、一般の社員が「定時で帰る」習慣がなかったこともあり、時短勤務でも定時ぴったり上がりでも、「謝りながら帰ることになる」という現実がありました。

どんなにやる気があること伝えても、結果を出しても(営業だったので数字)、評価に繋がらないことは、違和感を感じるには十分でした。そして、マミートラックに乗ってしまったことに気が付いてから、なんとか脱出しようと試行錯誤を繰り返しましたが、違和感を払拭することは出来ませんでした。

今だったらどう考えるか

時短勤務を選択したことは後悔していませんが、その選択のプロセスで、「本当はどうしたい?」と自分の気持ちに問いを立てなかったことは、もったいなかったと感じます。

制度があるから
子育てと仕事の両立ははじめてで慣れないだろうから

と周辺情報から時短勤務を選択しましたが、その選択が、本当に私がありたい姿や、今後のキャリアなど、「自分を中心」に考えた選択だったのかと問われると、そうでなかったように思うのです。

問いを立て、しっかり自分と向き合っていたとしても、時短勤務を選択していたかもしれません。しかし、意思決定の過程でどのようなことを考え、何を大切にしながら選択をしたかは、その後の自分の納得感に直結します。

今タイムマシンで過去に戻れるなら、「あなたは本当はどうしたい?」と問いかけて、じっくり自分と向き合う「対話」を促したいです。

「自分軸」で意思決定することの大切さ

意思決定をする際、置かれている状況や現在のこと、今後起こりそうなことの中から、リスクが少なかったり、不安になりにくい選択をすることも少なくありません。

しかし、大前提として「自分がどうしたいのか」自分の判断の軸を持っていることが、大切だと感じます。

その軸を持った上で、実際の選択していくことで、本当に自分が望む未来に近付く選択が出来るのではないでしょうか。

私は、今年の1月から3ヶ月間、中尾判断塾で自分の判断軸をアップデートしましたが、改めて自分の軸を言葉にしたことで、意思決定が楽になりました。

◆中尾判断塾についてはこちらより

また、自分の判断軸を周囲の人に伝えることで、相手に私のことを理解してもらいやすくなったと感じます。

●私の判断軸
「自分がワクワクし、半径4mがハッピーかどうか」

最後に

第一子復職後は時短勤務を選択した私ですが、第二子復職時はフルタイムを選択しました。両方経験した上で、どちらが良くて、どちらが悪い、ということはないと感じています。

復職のタイミングは、一人一人状況が異なりますし、絶対的な正解はない。だからこそ、「本当はどうしたい?」を問い、自分の気持ちと向き合い、ファミリーとしてどうありたいかを考えて選択をすることが大切です。

さらに、保育園の送り・迎えの役割分担は、2016年の当時と比べても、男性の割合が増えたと感じます(私の感覚的なものです)し、特に迎えが男性のケースが増えたと感じています。

男性・女性共にキャリア構築を考えると、どちらか片方が送り・迎えを行うという役割分担ではなく、どちらも対応出来る柔軟性と、出来る限り公平な分担回数で送り・迎えの対応が出来ると良いと感じます。

我が家も子どもが3人おりますが、まだまだ改善の余地あり!と感じます。これからも、より良いバランスを模索しながら、夫婦で対話を続けたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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