むずかしい流星
夏はそこまで来てるのに足音が聞こえないのは土砂降りのせい?
雨の日もサンダルはいてあの人は花の名前を知っているひと
飲み干した海の匂いを思い出し満足そうなきみの横顔
死にきれぬ者たちの手が掴むのにほどよい細さの足首ですね
上履きのかかとも踏み潰せないまま大人になって良いのでしょうか
むずかしく考え出すときりがなく5個いっぺんになめた流星
靴底は外側ばかりすり減ってあなたの顔のような足跡
何気ない天気の話もできなくて足が遠のくおじさんの店
寝不足のわけを知るため君が今夢中だと言うねこを集める
駆け足でおいで 花火は銀色のピンで夜空に留めといたから
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