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かゆいところに手が届く接客

ヒトとモノの彩り発見ライター 矢島真沙子です。
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「合計で13000円になります。お1人あたり、およそ4500円になります!」居酒屋で集って、最後に会計をしたときのことでした。その瞬間、思わず店員さんの顔を凝視してしまいました。

なんて気の利く…。

外食した先では、会計のときは伝票を置いて立ち去る、マニュアル通りの接客が当たり前。そんな中で、心が動いた出来事でした。
飲み放題プランなど、あらかじめ1人あたりの金額が分かっている場合はともかく、アラカルト注文の場合は、会計時に誰かが人数割りの計算をする必要があります。
これがなかなかメンドクサイ。お酒が入っているだけに、なかなかスムーズにいきません。お店から「早くして・・・」という無言の圧力を感じることも(汗)

そんなわけで、特に居酒屋で人数割りの金額を教えてもらうのは、非常に助かるのです。

思えば、その店員さんは他の部分でも気の利かせた仕事ぶりを発揮していました。酔い覚ましのチェイサーの水は、お酒を頼んで少しすると頼まなくても出てきます。(それも常温。お酒は体を冷やすので、お水が冷たすぎないほうがありがたいんです)そして、チェイサーが半分以下になる頃に、ちらっと目くばせをしたたけで、おかわりチェイサーを運んでくる。

エスパーか!?と思ってしまったくらいです。

また、料理をオーダーした時に、「3人でシェアするんです」と伝えたところ、きちんと3分割されて提供されてました。(もちろん、メニューによっては等分できないものもあるでしょうが)わたしは、複数での大皿料理シェアは、結構ストレスになります。運悪く取り分け係になると、途端に緊張してしまいます。できるだけキレイに、同じ量ずつ、同じ食材が均等に配分されるよう…とかなり気を遣うからです。


その点、同じ数ずつに盛られたり、カットしてもらったりすると、そのストレスがなくなります。純粋に料理を味わうのに集中できるので、とてもありがたいのです。

必要な行為ではないけれど

別にこうした「気づかい」は必須ではありません。オーダーしたものが、正確に迅速に出てくる。お会計も正確に計算されている。最低限のことがクリアされていれば、不満に思うことはありません。
しかし、外食の時に感じる「ちょっとした困りごと」を察知して、自然に(そう、わざとらしくない)対応できるお店に出会うと、「本当に行ってよかった。気持ちよかった」を強く感じます。気持ちよかったという感覚はまた味わいたくなります。それが、リピートにつながるのです。

料理がおいしいのは大切です。しかし、その場所でいかに居心地よく過ごせるかということこそが、外食する上での大切なポイントではないでしょうか。

かゆいところに手の届く…。改めてお客さま目線とはどういうものか、外食先での接客で学ぶことができました。

今回訪れた居心地よいお店はこちら。


ちなみにNOTEに書いた店員さんは、川越で間借りのカレー屋もされています!ここのカレーもとにかく絶品。

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