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障害のある子もない子も楽しめる「インクルーシブ遊具

インクルーシブとは、「包括的な」「包み込む」という意味です。例えば、
前に倒れないように上半身のサポートがついているブランコ、障害のある子も座ったり寝そべったりできる回転遊具などがあります。

インクルーシブ遊具の特集より



バリアフリー、ユニバーサルという言葉があるように、どんな環境におかれた人も「包み込む」社会システムが広がってきました。
こうした懐の広い公園が広がって、どんな子どもたちも抵抗なく外で遊べる環境は素晴らしいと思います。

あるインクルーシブ遊具の特集では、遊具の色使いについて触れていました。公園の遊具の色を、赤やオレンジから緑と茶色ベースに変える取り組みをしたそうです。
緑と茶色は「アースカラー」と言われ、自然や大地を表現する色です。専門家によると、発達障害などの子どもたちは、明るい色よりもアースカラーの中で過ごす方が、精神的に落ちつくとの研究結果が出たそうです。

カラータイプでも、緑や茶色は「信頼」「安心」を意味します。
確かに地に足のついたアースカラーを見ていると、心が穏やかになり、落ちつく感覚になりませんか?まるで、「そのままでも大丈夫」「ゆっくり焦らずね」と言われているようです。

ここにいていいんだよ、と受けとめられ、守られていると感じることで、安心して外に出て遊べるのでしょうね。

カラータイプを知っていると、社会に置かれているものの色の意味が分かります。モノの色ひとつで、人の心に与える影響も変わってきます。まさにこれが、色彩心理の世界なんだなと思うのです。


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