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映画レビュー

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昨年は年間40本の映画を鑑賞しました。 今年はもっとたくさんの映画を観てみよう。 レビューなど長文が苦手ですが、鑑賞直後の感動をもとに書いてみます。
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2023年11月の記事一覧

翔んで埼前作玉〜琵琶湖より愛をこめて〜

前作「翔んで埼玉」の3ヶ月後の物語。 百美率いる埼玉残留組は埼玉の横のつながりを強化すべく武蔵野線を計画するが、肝心の各路線が全くいうことを聞かない。 (刺身最高!) 今回は麗の提案で埼玉に海を作る、そのために和歌山の白浜から、砂を持ち帰る船旅に出て物語は関西に展開する。 で、ここからは何やかんやあってヤベー大阪人から弱小県民が虐げられており、麗も埼玉からの侵入者として追われる身となる。そこで滋賀県に逃げ延びる。 甲子園の地下施設には、巨大な粉物工場が存在し、その様相

北野武監督の最新作 北野監督のいつもの爽快なバイオレンスで綴られた本能寺の変。 お笑い要素と、圧倒的な暴力、それに今回は有名な日本史のテーマを加えて、めちゃくちゃに面白いエンターテイメントに仕上がってます。 ここが面白い 加瀬亮さんの信長は予告通り、キレてて思い通り。日本史的には、最初の天下統一の礎を築いた素晴らしい人物として語られているようですが、私のイメージする信長は、こっちの尾張の変人の方だったのでしっくりきた。 中村獅童さんが終始汚い、ずっと泥まみれ。 光秀討

さよならほやマン

「さよならほやマン」は、震災から12年半後の宮城の離島でのお話。 震災の津波に攫われ、いまだに見つからない両親を思い、それから海のものを食べられなくなった兄弟は毎日カップ麺を食してる。 この時、海のものはもしかしたら攫われた両親や被災者たちの肉を食べて育ったのかもしれない、そういう思いがあったのかは語られなかったがおそらくそういうこと。 東京から訳ありで島にたどり着いた漫画家のミハル。ミハルの無茶苦茶ぶりに振り回される兄弟との3人暮らしが始まる。 破天荒っぽくもありトゲ

駒田蒸留所へようこそ

P.A.WORKSの「お仕事シリーズ」最新作というアニメ作品。 祖父の代から続く駒田蒸留所を存続させる為と、祖父が完成させたウイスキー『独楽KOMA』を復活させる為に奮闘する駒田家サイドと、ニュースサイト会社に勤めるが、ある日突然に蒸留所の連載記事担当になり、ウイスキーのことも何も分からないまま、やや無気力的に取材に取り組む新米記者の高橋がKOMA復活に巻き込まれてゆくストーリー。 蒸留所(駒田家)サイドのドラマは、かつての震災や、今回は古い電源設備からの火災発生とよくあ

死霊館のシスター 呪いの秘密

映画『死霊館のシスター』を観たい人に向けて、本記事では作品の要点を紹介します。この作品は、ホラー映画ファンにとって見逃せない一作です。監督ジェームズ・ワンの手腕が光る緊迫感あふれる演出や、クオリティの高い演技に注目です。また、物語の舞台となる死霊館の恐怖や独自の世界観も魅力の一つです。本記事では、物語の流れやキャラクターの魅力、映画制作の裏側などについて解説します。さらに、他作品との関連性や映画愛好家によるオススメポイントも紹介します。『死霊館のシスター』を鑑賞する前に、本記

ゴジラ -1.0

ゴジラ最新作にして、70周年、かつ30作目の日本ゴジラ映画。 今回は初代ゴジラより前の時代。 かつ自衛隊だとか米軍だとかを封印して、終戦直後の日本が舞台になっているのが面白い。 この時代は、敗戦した日本軍の装備は解除されてて、かつ米軍はソ連との睨みもあって軍事行動を取りにくいという状況で民間というか元軍人たちが有志で集まってゴジラと戦うストーリー。 見どころちゃんと日本ゴジラしててゴジラは良かった 場面チェンジの度に気絶する神木隆之介 吉岡秀隆さんの声が小さいせいか、

ドミノ(原題 Hypnotic)

二つの世界を行き来する一見マトリックスのような世界観。 後半のネタバラシパートがやや退屈な展開になってしまったのが残念。 あと、画面の明暗点滅が割と激しいので疲れる。 ロバートロドリゲス監督のド派手なアクションはなくおとなしく、考えさせてくれる作品。 まとめると、ハリウッド映画としては新しい視点を狙った感はあるけど、日本人が見ると「またこのパターンか」と思われる、転生モノ、パラレルワールドモノに慣れた世代には退屈な映画だと思う。