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マダム・ウェブ

マーベルの新作サスペンス映画「マダム・ウェブ」を観てきました。

マーベルコミックの原作では、マダム・ウェブは未来視やテレパシー能力が使える盲目の老婦人となっているらしい。

それを踏まえて、本作は20代半ばの若きカサンドラ・ウェブがマダム・ウェブとしての能力に目覚めるまでを描いている。
日本映画で言えば「マダム・ウェブ0(ゼロ)」とでもいうべきタイトル。

マーベル映画は久しぶりに見たんですけど、面白いなーと思ったのは、主人公が自分の能力に気づくまでをとても丁寧に描いているなあと感心したところ。
昔のマーベルヒーローならば、最初の能力出現から察しがよく、なんならツラツラと能力の説明までできてしまっていたと思う。これは視聴してるこちらがどんな能力を持った主人公なのかある程度予備知識があった状態で鑑賞してるので、それでも不自然ではなかった。

それが本作では、能力の発動条件もわからず、コントロールもできない、手探りで能力との付き合い方を模索している様子を丁寧に描かれている。

マダム・ウェブの子供達となるガールズは、今時のティーンらしさと、最近のハリウッド特有の多様性を散りばめつつ、また最近問題の性的多様性については控えめになっていて視聴者にわかりやすい表現になっていてよかった。

スーパースパイダーの能力を獲得した種族(?)ラス・アラニャスという新たな謎を残しつつ、楽しめる映画でした。ぜひ、観てみて。

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