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ぼっち旅2019 〜13.ロマンがここにはある〜

既に年を跨ぎ3月も折り返し、あれ?昨年の旅の記憶とか忘れちゃったらもったいない、と思ったことからまとめて記録として残すことにしました。ただ人に読んでほしいというよりは自身の備忘の観点が多くなるのはご容赦ください。

束の間のランチタイムを迎える

ナショナルギャラリーを歩き回りくたくたになった私、腹ごしらえです。

ワシントンの中心部で困ること、博物館や美術館の立ち並ぶナショナルモールには飲食店があまりありません。ホットドックスタンドとかはあるのですが。

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選択肢もない中、かつ一人旅なのでそこまでしっかりとしたところで食事をするつもりもなかった私、ナショナルギャラリーに併設するお庭のカフェを訪れました。

Sculpture Garden Pavilion Cafe | National Gallery of Artpavilioncafe.com

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ピンクレモネードにサラダ、グリンピースチーズドリア?なんでしょうか、これで1,500円くらいなのですが、正直期待を裏切らず、アメリカのごはんは正直おいしくない、野菜はワイルドな味。んー、アメリカには住めません。

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まあ冷凍食品と思って食べれば美味しいものの、あんな素晴らしい美術館のカフェで出る料理かと言われたら星はあげられません。ピンクレモネードは乾いた喉を潤してくれましたけどね。日本で当たり前のレベルを求めるならアメリカでは2倍、3倍は払うことは覚悟しなければいけません。

ロマンの宝庫での探索を進める

気を取り直して、ナショナルギャラリーと双璧を成す名物、国立自然史博物館(National Museum of Natural History)を訪れます。相変わらずこちらも無料です、なんて恵まれてる街なんでしょうか。

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入り口を潜ると、巨大な象の剥製がお出迎えです。そして何と言ってもこちらは人が多い、ワシントンで1番の人気スポットとも言われているようですしね。

美術館での経験を踏まえず、あくまで気の赴くまま歩みを進めます。これが一人旅の醍醐味です。

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まずは海洋生物のエリアです。

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大きな口をアングリと開けた巨大な鯨の剥製もあります。

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ダイオウイカ、海で出会ったら恐怖ですね。でも博物館で出会えるのは水族館で生きた生物を見るのとはまた違った楽しみです。

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恐竜か、というくらい大きな古代のワニのような生物。こういった宙から骨を吊す展示方法は誰が編み出したのか知りませんが、臨場感があってガラス越しに見るよりはるかにワクワクしますよね。考案者に感謝です。

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ホッキョクグマも生体を動物園で見ると遠くの方かガラス越しだったりして、あとは毛並みもそこまで整えられてるわけでもないので、剥製で見るとふさふさで綺麗ですね。

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お次は恐竜のエリアへ。昔は恐竜の図鑑を見て名前を覚えたものですが、今はさっぱり忘れてしまいました、ステゴサウルスでしたっけ。

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こちらの博物館は単なる展示用の箱物ではなく研究機関なので、こういった化石標本の作成も日常茶飯で行われているようです。かっこいい。

大学受験期には文系ながら地学の勉強をしていたりと、考古学に少し興味があるKikoさん、いつかは化石掘りとかもしてみたいですね。

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体調が長すぎて画角に収まりきりません。

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ここでひとつの疑問が湧いてきました。なぜ恐竜は骨で展示されていて、白熊は模型で展示されているのでしょうか。

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そもそも当時の見た目(皮膚の色や肉のつき方とか)が想定はされてるものの実物を見た者がいないから、ということはあるでしょうか。研究員の恣意的なイメージで見せることは本意ではないということでしょうか。

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対して現在も実存する生物はあまり骨格で表されないのはなぜか、それはなんだか不気味ってのもあるとは思いますが、この生き物たちまで絶滅させない、生体を守っていくという覚悟が込められているのでしょうか。

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とにかく昔の生物はほんと巨大ですね。こんな亀がいたらびっくりです、人何人乗れるんだろうと考えてしまいます。

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これは。。ご想像にお任せします。

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ミイラ、なんだかんだで日本ではあまりお目にかかったことのない方々です。

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ちょっと不気味とも思ってしまいますが、この方々が私たちの先祖だと思うとなにか神秘的な繋がりを感じるものがあります。

石の神秘的な力に惹かれる

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こちらの博物館の目玉は、そう、石です。HARRY WINSTONと言えば老舗の宝石屋で、芸能人の婚約指輪として聞くような、超高級なイメージですね。そんな提携もできてしまう、それがスミソニアンクオリティです。

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すごく綺麗な水晶、そして塊が大きすぎます。小さい頃からキラキラした宝石が好きだった私からすると、まさに宝の山です。

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「ホープ・ダイヤモンド」という世界的にも有名な石、呪いが付き纏う代物と言われているそうです。伝説の石のまわりには惹きつけられるように、この館の中でも最大級の人だかりができていました。

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9世紀にインドで見つかったとされるこの石は、その持ち主に不幸をもたらすことで有名で、例えばフランスのルイ14世から16世まで引き継がれたそうです。もちろんブルボン朝がどのように倒れたかは周知の通りですよね。最終的にはハリーウィンストンが1958年にスミソニアン協会に寄贈したようです。

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これほどまでの石を持った人間はその時点で不幸なのかもしれません、宝くじに当選した人の中でも身を滅ぼす人も多いと聞きますしね。ちなみにWikipediaによるとホープダイヤモンドは2-2.5億ドル、日本円で言うと250億円とかでしょうか、宝くじでも100億円くらいまでしかありませんし、って値段で比較してもどうしようもないのですが、本当に貴重な石ですね。

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煌く宝石エリアの横には、火星の石に触れられるコーナーがありました。月の石というのはよく聞きますが、火星の石というのはさすが、火星探査機を開発した国ならではの心躍るアトラクションです。

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隕石もここまで大きいものは日本でもなかなかないんではないでしょうか。単純に国土の狭さから落ちてくるものも限られてしまう母国です。

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暗所で光る鉱物、自宅の壁がこんなのだったらわくわくの夜を迎えられそうですが、ちょっと難しいでしょうか。

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1階から2階、一人旅ならではのマイペースなスピード感で全エリアを周遊しました。結局複数人ですと趣味趣向も違えば体力も違うというこで、ワシントンDCを真に楽しむのであれば、絶対一人旅がおすすめです。

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ワシントンモニュメントの時間も迫ってきました。ここらで一休みといきましょう。

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