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0と1で作られた幻を追いかけて

いつもより早く出勤。
誰もいないオフィス、来客に備えて冷蔵庫に水のペットボトルを入れる。

エクセルの操作をしながら打ち合わせ。
ファイルをマージして、列に幅を整えて、count ifで集計して。
上書き保存。メンバーに送るために一度ファイルを閉じる。

閉じて、もう一度開こうとする。
開く。
そこには手を入れる前の、ダウンロードしたままのシートが広がっていた。

??
エッエッとちいかわの如き小さな悲鳴をあげながら色んなファイルを開けては閉じ開けては閉じる。
ない。
30分ほどの成果は跡形もなかった。

いや一人で黙々やってるときならまだいいのだ。
大した手間でもなし、もう一度やり直せばいい。復元できないデータが消えたわけでもないし。

でも今は外部含めた打ち合わせ中。みんなが私のファイルを待っているのだ。
塩をかけられた青菜の気分。
結局、筐体の中のデータなんて0と1の集まりでしかない。それは積もれば重みも大きさもある砂が、掴めばさらりと指を抜けていくようなもの……。

(なんて屁理屈にすぎず、csv で落としたものをExcelに変換しないで弄っていたのが原因でした)


今日の嘘ホント比率は0:10でした。

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