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長女のヴァイオリン発表会がおわった!

先日、やっと長女のヴァイオリン発表会がおわった!

課題曲はヘンデルの「ブーレ」。コンクール等でも有名な曲。らしい。(私はクラシックの素養なし)

今回、なんと発表会3日前に一部を繰り返すことが決まり、それまで2ヵ月も練習してきたパターンが変わることに。必死に練習したが、前日だというのに繰り返しをすっとばしたり、同じメロディのある後半にジャンプしてしまったり、むちゃくちゃ不安な状態。ピアノ伴奏がつくので、音程を間違えてもテンポが乱れてもフォローしてもらえるが、メロディを間違えたらフォローできない。

ただでさえ心配性な長女の情緒不安定ぶりもものすごかった。

「もう発表会ほんと嫌や!お母さんが勝手に発表会出るって決めたから!もう一生出ない!私の人生勝手に決めないで!!」

と泣いて大暴れ。こうなったらご褒美も何もきかない。なんとかなだめて、一番うまく弾けたところでやめ、あとはひたすらフレーズを口ずさんで繰り返し場所のイメトレ。


そんなこんなで迎えた当日。本人はガチガチに緊張していたが、もはや私にはどうにもしてやれない。客席で「神様仏様どこの神様でもいいからお願いします!」と祈った。

替えたばかりのA線ラから始まるブーレ。

相変わらず蚊の鳴くような音量だけど、あんなに懸念していた繰り返し場所は間違えなかった。音程のズレはあるものの、テンポが乱れたり指がトチることもなく、ノーミスで実力通り。つまり120点。

呼吸と心臓が止まったかと思う1分半だった。後半は涙ぐんでしまい、旦那を振り返るとそっちも似たような表情だった。親バカ極まれり。


帰ったあとはドレスを脱ぎ捨て、羽が生えたかのごとく、文字通り家の中を飛び回っていた。

小学校の生活の発表ですら嫌がる超あがり症には、荒療治だと思う。私もどちらかというと同じ気質だったからよくわかる。でもだからこそ、こういう選択肢は周りが用意してやらないと自分では取り得ないし、これからの時代、プレゼンできる胆力ぐらいは身につけておかないといけない。胆力は場数を踏まないと克服できないので、できれば細く長くこういう場所を提供し続けていきたい。

兎にも角にもよくがんばったね、お疲れさま。あなたを誇りに思うよ。

三姉妹にハーゲンダッツを買ってやりたいと思います。いつもはバニラバー。