ビスホス剤のアドヒアランス向上を目指して

患者の問題点を抽出し、医師に服薬情報提供をするためには何を知っていなければ
ならないのかを考えてみました。今回は、服薬・使用等を中止してしまうと著しくQOLが悪化されると予測されるビスホス剤を例にしましたが、喘息吸入薬にも十分応用できるのでトライしてもらえれば幸いです。

1 背景

1)高齢者のアドヒアランス低下の要因は何があるのか? 
  特殊な服用方法、用法の理解不足、薬剤数の多さや色など。
2)骨粗鬆症の影響は何なのか?
  骨折後に寝たきりになるなど、患者のADLやQOLの低下に繋がる重要な疾患。3)ビスホスホネート製剤(以下、BP製剤)とは何か?
  骨粗鬆症の予防と治療ガイドラインにおいて第一選択薬。
  治療効果を得るには1年以上のアドヒアランスを保つ必要がある。
  アドヒアランスは高くないという報告が数多くされている。

2 目的

 ・複数のBP製剤の販売・服薬指導内容及び副作用の兆候の理解度 
  → 何がアドヒアランス低下要因か?製剤ごとに薬剤費は変わるのか

 1)BP製剤におけるアドヒアランス低下の影響・要因を調べる
 2)『連日服用』『週1服用』『4週毎1服用』『4週毎1静注』『注射剤』を
    一年間使用した際の薬価を比較する

3 調査方法

 1)Pubmed、医中誌、メディカルオンラインなどのサイトで文献検索した
   検索ワード:「Adherence osteoporosis」,「Bisphosphonate」,
         「elderly」, 「高齢者 アドヒアランス」,
         「骨粗鬆症患者 アドヒアランス ビスホスホネート」
 2)保険薬事典(㈱じほう)より各BP製剤の薬価を検索して比較した

今日はここまでにします。続きはまた明日に。

#アドヒアランス #服薬 #中止 #QOL悪化 #ビスホスホネート  #高齢者



 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?