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ぼんやりニート日記 2023/7/9~12「働けますか?」

2023/7/9(日)
少し鬱気味だが昨日より気持ちが落ち着いてきた気がする。希死念慮もあまり感じない。念のため今日1日はしっかり休もうと思いベッドに横になる。昼寝していたが、電話が鳴る音で起きる。弟からの電話で「おまえ仕事始めるのか?」と聞かれた。眠かったので「ああ、ぼちぼち働こうと思っている」と答えて手短に電話を切った。おそらく僕を心配して弟は電話をかけてきたのだろう。普段あまり他人に興味がない弟にしては珍しいことである。後で、もう少し弟と話してれば良かったなと後悔した。


2023/7/10(月)
印刷所に依頼していた夏コミに頒布する予定の同人誌が届く。

上手く刷れていて安心した。それにしても夏コミまであと一ヶ月ちょっとか。わくわくするな。コミケがある日は一年の中で僕が一番元気になる日だ。それくらい毎年コミケを楽しみにしている。僕が東京に住み続けている理由も半分くらいはコミケに参加しやすいからである。日本で一番大きなサブカルの祭典であるコミックマーケットは僕みたいなオタクにとってまさしくハレの日であり、思いっきりはっちゃけることができる数少ないイベントだ。毎年コミケが開催される数日間のためだけに、一年間生活費を切り詰め貯金をし、同人誌やグッズを買うための軍資金を貯める。もはやコミケへの参加は僕にとってライフワークと言っても過言ではないかもしれない。
来月のコミケのことを考えていたら、楽しみすぎて鬱の波がスーっと嘘みたいに退いていった。恐るべきコミケパワー。下手な抗うつ薬より効果があるな。やっぱり僕の人生にはコミケが必要不可欠らしい。


2023/7/11(火)  
朝。職場見学をしに電車で立川に向かう。朝の通勤ラッシュに巻き込まれて体力をもってかれた。なんとか立川駅に着くが、次は容赦ない猛暑が襲いかかる。あまりの暑さにベローチェへ避難し、アイスコーヒーを飲んで一休みする。こんな日に働きに出ている人たちはすごいな、僕もそういう人たちの一人になるのか、と思う。ちょっと挫けそうになる。
ベローチェでの小休憩を終えた後、なんとか気合いを入れ直して職場見学する会社に向かう。現地で一時間ほど会社の説明を受け、職場の雰囲気を確認し、無事見学を終えた。良い職場だったと思う。ここなら就職してみたいと思うが、採用面接が結構厳しいようで狭き門らしい。まあダメ元でといいから面接を受けて見ようと思う。落ちたらまた新しい職場を探せばいい。焦らずのんびりやっていこう。
昼。友達のSくんに会いにシェアハウス「凰荘(おおとりそう)」に寄る。「凰荘」は僕が以前に住んでたことのある立川のシェアハウスだ。近々僕はこの「凰荘」に再び引っ越すことが決定している。いわゆる出戻りである。そしてその引っ越しの打ち合わせというか顔合わせもかねて、一度「凰荘」に住んでる住人に会いにきたのだ。僕がいない2ヶ月の間に凰荘の住人は四人も増えたようでだいぶ賑やかな雰囲気になっていた。お互いの近況を語りながらSくんとダラダラお喋りをする。やはり長く住んでたせいか凰荘に居ると落ち着くな。久しぶりにリラックスできた時間だった。


2023/7/12(水)
カラカラになるような暑さ。今日も職場見学をしに行く。場所は錦糸町にある会社だ。既に立川に引っ越しが決まってしまったので、錦糸町の会社に勤めることになることはまずないのだが、社会勉強として試しに見学することにした。会社の説明を受けた限り、この会社も面接は厳しいとのことで採用率は低いらしい。なるほど、どの会社も就職は険しい道というわけだ。不景気のせいだろうか。これは気を引き締めて面接対策をした方が良さそうだな。

昼。錦糸町の「カレーの市民アルバ」という店でカツカレーを食べる。

ドロッとして濃厚なルーだ。セルフで置いてあった調味料のソースが異常に美味しくてカレーにかけると一段と味が良くなった。このソースだけでも売って欲しいくらいである。

帰りにDOUTORに寄り、アイスコーヒーを飲みながら書きものをする。最近、喫茶店に通うのが習慣になりつつあるな。今住んでるシェアハウスはドミトリーなので他のルームメイトに気が散って自室で作業できないから自然と喫茶店に来て作業することが習慣になってしまった。諸々の仕事を喫茶店で行うようになってからは、作業がとても捗るようになりその効果に驚いている。こんなに捗るならもっとはやく喫茶店に行って作業すれば良かったと思う。凰荘に住んでた頃は自室でないと落ち着いて作業ができないと思いこんでいたけど、環境が変わると新しい発見があったりして良いな。

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