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ぼんやりニート日記2023/7/13~19「鈍感になって」

2023/7/13(木)
転居届を出しに区役所へ。帰り道、「ゆで太郎」という蕎麦屋さんを見つける。なんか名前だけ聞いたことがあるなと思い、気になったので入店。「朝そば」というのを頼んでみる。冷たいお蕎麦と野菜のかき揚げ、温泉卵が出てきた。全部で450円。

さっぱりとした味で食欲が進む。夏に食べる蕎麦はやはり美味しいな。近所にもできないだろうか「ゆで太郎」。月1くらいの頻度で通いたい気がする。

2023/7/14(金)
映画を見に錦糸町へ。朝イチで『君たちはどう生きるか』を見る。以下ネタバレあり。


なんか説教くさい話になるのかなと思っていたら、割と真っ当な冒険活劇ものだった。宮崎駿監督の自伝とファンタジーが入り混じったような作品。随所にメタファー的なキャラや舞台装置があって考察ありきの映画だと思った。面白かったかと聞かれれば、ちょっと僕は微妙かなと感じた。本作はエンタメというより、駿監督の遺言的な色が強い。駿監督のコアなファンなら楽しめるけど、それ以外の人は置いてけぼりにされてしまう不親切なストーリーラインだ。そこが気に入らなければ、楽しみにくい物語だと思う。その他、色々不満を言い出したらキリがないんだけど、たぶん『君たちはどう生きるか』が駿監督の最後の長編作品になりそうだし、まあ最後くらい駿さんが好きに作ってもいいじゃないかと思えてきたので全部許した。お疲れ様でした、駿監督。

2023/7/15(土)
コミケカタログの発売日だったので、秋葉原のメロンブックスに買いに行く。店内はかつて見たことがないほどの長蛇の列でレジに辿りつくまで30分もかかった。レジに並ぶ人はみな小脇にコミケカタログを抱えており、思わず「今年もみんなでコミケ楽しもうな!」と心の中でエールを送った。
昼。浅草橋の「麺屋まぜはる」で台湾まぜそばを食べる。僕はラーメンのスープが好きで、普段は汁なしのまぜそば系は食べないんだけど、帰り道にふと目に着いたので寄ってしまった。

辛みが効いてて美味しかった。たまにはまぜそばを食べるのも悪くはない。

2023/7/16(日)
『CRYSTAR -クライスタ-』というゲームがSwitchのセールでかなり割安で売られていたから暇潰しに買ってみる。

美少女アクションゲームでキャラクターがみな可愛くて目に優しい。キャラの可愛さに反してストーリーは陰鬱でそのギャップも悪くない。主人公が泣きながら敵と戦うというコンセプトも面白いと思った。ただ戦闘パートはいささか単調過ぎて飽きがきそうだ。まあ安かったしいいか。

2023/7/17(月)
暑い。朝からクーラーを着けたが性能が悪いせいでなかなか部屋が冷えない。汗をかきながらベッドで寝ていたら熱中症っぽくなって体調が悪くなる。塩分タブレットを食べて水をがぶ飲みしたらちょっとマシになった。

明日引っ越しがあるので荷物の最終整理をする。本を入れるだけで段ボールを8箱も使ってしまった。いいかげんかさばるし紙の本は処分して電子書籍に切り替えてしまおうか。でも昔から本の紙の手触りが好きなんだよな。あと電子書籍を買っても後々になって製本版が欲しくなって、結局どっちも買うことになりそう。色々悩んだが本は処分せず全部持っていくことに決めた。

2023/7/18(火)
引っ越し当日。炎天下の中、友達のS君と一緒に僕の荷物をハイエースに乗せていく。下手すると死にそうな暑さだ。なんとか荷物を車に乗せきり、隅田区のシェアハウスから去る。墨田区にはたった2ヶ月ちょいの短い滞在だったけど色々あったというか濃い体験だったな。スラムみたいなシェアハウスに住んだり、ドブネズミとバトルしたり、食べ物屋巡りをしたり、東京中の美術館や博物館を見て回ったり。楽しかったし、しんどくもあった。異国へ旅しに行ったかのような不思議な経験だった。
大変お世話になりました、墨田区。縁が合えばまた来よう。

2023/7/19(水)
諸々の手続きをしに市役所へ。今日も暑い。その他、自転車をメンテナンスする為にサイクリングショップに寄ったり、生活用品を買いにダイソーに行ったり。ダイソーではいつも買っていた30枚入りの紙マスクが無くなっており、代わりに25枚入のマスクが売っていた。減量している。ショック。

『アンデットガールマーダーファルス』というアニメを見る。

首だけしかない探偵と怪物の助手が殺人事件の謎を追う話。物語の大半が会話劇で構成されており、少し癖があるが独特な面白さがあった。その他『ホリミヤ-piace-』『好きな子がめがね忘れた』などの恋愛系アニメを見る。

昔は恋愛系アニメを見ると共感性羞恥心が働き、気持ちがかき乱されるから苦手だった。でも最近は普通に恋愛系を見てもなんとも思わなくなってきたんだよな。登場人物の恥ずかしい言動を見ても「ああ、みんな若いな…」と思うだけで。共感性羞恥心って歳を取ると感性が鈍感になっていくせいで徐々になくなっていくものなのかもしれない。僕も歳をとってしまったのかなと、ちょっと寂しい気持ちになる。

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