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書籍の出版が決まったけれど・・率直に思うこと

やくさひろです。

2022年4月、手のお手入れに関する書籍を出版することになりました。

ここで私が率直に感じたこと、考えていることを書き連ねたいと思います。

最初に。出版プロデューサーというお仕事ってご存知ですか?本を出版するためのノウハウや企画書の書き方などを丁寧に指導してくださりアドバイスをいただけるという。コンサルタントと名乗りお仕事としてされている方もいらっしゃいますし、企画書作成塾としてセミナーなどをされている方もいらっしゃるようです。

実は私も一度だけ60分のコンサルを受けたことがあるのです。何故受けたのかというと「本を出版する」ということが自分の中で想像できなかったから。本を出版することと、SNSで発信することの違いを自分の中で明確に理解できていなかったのです。

私は60分のコンサルの中で大いに失望し大いに悲観し大いに歓喜し、とてつもなく不思議な感情に陥ってしまったのです。

私、今までの人生の中で「生き方や思想や経験をダメ出し」されたことなんて一度もありませんでした。だいたいの方はそうだと思います。経験を語っても「ああ、そうなんだ」と前向きに捉えてくれる。これって当たり前のことだと思っていました。

しかしながら出版となると「じゃあ何故本に出す理由があるの?そんな経験誰しも行ってきているんじゃないの」と

出版=生き方=価値=経験

と思いっきり横並びに査定をされる感覚、これは私にとって高揚した瞬間でした。まさに新しい世界に足を踏み出したような感覚。

コンサルを行う方は、私に対して「なぜ」を執拗に問いてくださるのです。ありがたいながらも

「戦略的な部分が先行して、心の部分は無視しているのか」

とやや悲しい気持ちになったことも事実。

「何を甘ったれたことを言っているんだ。心、感情は大切だけど売れる本じゃないとただの自己満足だぞ。だったら自費出版でいいんじゃないのか」

というコンサルからの手厳しい言葉が胸に突き刺さる。

なるほどなあ。

・企画書を通すため

・商業出版するため

・売れる本にするため

いろいろな「戦略」「仕掛け」は当然あることでしょう。

しかし、やっぱりここにきて思うことが

「ああ、頼らなくてよかった。自分ひとりで四苦八苦して悩んで考えて結論を見出すことが、出版においては選ばれる要素なんだ」

と思えるのです。

決して狙わない。戦略家にならない。

私はこの部分は本気で大切にしているポリシーです。

コンサルって最高の自己啓発手段だと思います。高揚させてくれる、思いっきり凹む自分も体験できるし、新たに課題も見出せる。貴重な60分でした。

60分の中で言われた言葉は私にとって価値のある経験になったことも事実であり、出版を目指している人はここで

「+それに対しての自分の意見と行動」

を言葉にすることが意味のある企画書になるのではないか?と考えました。

もっと嚙み砕いていうと

「もっと反論をしよう」ってことです。

その道の専門家でありプロフェッショナルな方であることは重々承知の上ながら、私たち出版をする人物や出版を目指し日々企画書を考えている方にとっては外野であり評論家であるという小さな反論意思をもっておくことをおすすめします。

決して疑え、信じるなといっているのではありません。

上に書いた通り、本当に的確な意見をくださいます。

ただそれに対して自分の経験、本にしたいと思えるほどの経験や思想をもっと大事に誇れるものにしたいのならば、自分なりの曲げない確固たる意志を是非ミキシングしてください。

60分の面談を終えた後、私はこうつぶやきました。

「なんでこんな風にいわれなきゃいけないの?私の経験なんてそれっぽっちなの?なんであの人はわかってくれないの?」

と近くにいた社員にそれはそれはぼやいてしまったのです。

でもその感情が

「わかってもらうために〇〇をしよう!」という前向き、ポジティブな行動にうつさせてくれたのです。

コンサルを受けなければ決して味わえなかった感情、そして到達できなかった場所があります。

論破できるほどの圧倒的な経験と意思

それほどまでに強い思いがあってこそ、

意味のある出版になり愛される本に仕上がっていくのだと信じています。


やくさひろです。 記事が広くシェアされ、手のお手入れを通して誰かの幸せに繋がることを願っています。 いただいたご支援は活動費として使用させていただきます♡