見出し画像

死なない程度の傷は宝物

小人になれたらプリンとパンケーキにダイブするのが夢のさかいさんです。

先日薬学生❌薬剤師のBBQイベントに参加したのですが、間違って別の団体様のBBQに一旦ワンバンしていました。

さてさて今日出会った素敵な言葉。
「今寝ることで、あなたは夢を見ることができる。
今努力することで、あなたは夢を叶えることができる」

さかいさんは薬剤師ってめちゃくちゃ可能性盛りだくさんの仕事、なんなら無限大と信じています。とてもアーティスティックな仕事だと感じます。

誰の目に触れることもなく、誰に感謝されるでもないこともたくさんありますが、そういう地味な仕事であるほど人生に深みが増す気がして萌えちゃいます。

薬学生の時の勉強はとても大変な量だと思います。何のためにこんなのやってるの〜〜と投げ出したくなることもあるでしょう。詰め込み式の勉強をしないといけない時ってなんてったって忍耐!

でもね、安心してください!全部使えます。
現場に出て、どんなところでも花を咲かそうと思ったら種が必要です。
今、大学で受け取った種はどこで花を咲かすか分からないミステリーアイテムなのです!

たくさん受け取った者勝ちになります。20代での努力は、その後の人生で埋めることのできないアドバンテージになります。

薬学部の6年間、卒業試験、国家試験・・・頭禿げるんじゃないか?
もう、毛穴から脳みそ全部出ちゃうんじゃないか?と思うくらい努力することと思います。

では、この努力が社会に出て他の業種の方の初任給とは比較にならない年俸の理由、アドバンテージなのでしょうか?

もしかしたら一部、そうなのかもしれません。
だけど薬剤師の給与が比較的高額なのは、自分の能力に対してのものなのか?どうでしょう?

例えばいつもお昼に500円の定食をワンコインで食べているとして。
2000円や3000円のランチを食べるとき、「期待」を込めてそのお金出しているのではないでしょうか?

美味しい!や満足!の体験ができたら、そのお金を損したとは思わないと思います。一方で、500円とどう違うの??と感じてしまった時、損した気になってしまわないでしょうか?

ちなみに現在の日本の医療では軟膏を混合すると800円の技術料がかかります。(薬代は別)
軟膏ネリネリ混ぜる行為に800円なのでしょうか?
ランチで800円の満足度を提供するには、かなり質が求められることでしょう。

では、薬局で同じように800円+αの値段に満足していただくのにただ混ぜるだけでこの価格なわけがありません

800円の価値を生み出す知識(安全性・効果的に使用する方法・品質保持のための工夫などなど)をどれだけ満足の域に変換していくかではないでしょうか?

さて、また話題の中心を戻します。さかいさんは若い頃にこう言われました。
「卒業してすぐ、800円の満足に行き着くだけのサービスを産むことができているから初任給から高いのか?違うだろ?
さかいが大学で努力してきたことの花を咲かせるには、水や肥料が必要なんだ。それが卒業後の勉強ってやつだ。水や肥料である学会や勉強会での参加費、専門書籍の購入、色々お金がかかるんだよ。能力分だけの給与に加えて、水や肥料を買うためのお金が給与に最初に上乗せされているんだ。
地域の方や会社の期待を込めたお金が上乗せされているんだ。
先払いしてもらっている金額を勘違いした大人になるんじゃないぞ?
いただいた期待のお金を、ちゃんと還元できるように頑張るんだぞ。」

かけがえのない20代。
大学生の時の努力とに加え、社会人になってから学びを継続し本気で種に水や肥料をやり続けた人の努力はほぼほぼ覆せないアドバンテージとなります。

さかいさんは、こういうことを若いうちに問いかけてくれる先輩方に恵まれたと思います。

人には能力というものがあります。
さかいさんの場合、右から入ってきたら脳に留まることなく左からするりと出ていく特殊能力があります。
同じことを学んでも、毎回新鮮に驚いちゃって感動しちゃうんですね。
もうイリュージョンです。

人は必ず何かの天才なのですが、我ながら感動の天才だと思います。

先日、一橋大学の米倉教授のソーシャルイノベーションスクールに参加しました。
そこでボーダレス・ジャパン(https://www.borderless-japan.com/)の田口さんのお話を伺ったのですが・・・

カッコ良すぎて死ぬかと思いました。
次回はその話を書こうと思います。

米倉先生は世界一楽しい学校のサーカスのプレゼンターにもなられた方です。

田口さんもTEDのプレゼンターです。

米倉先生の名言。
「傍観してるヤツらが失敗したヤツを笑うな!
失敗したヤツは勇気出して一歩前に出てるんだよ。
一歩出た時に転んだだけなんだ。何度も転んで、転ばない歩き方を学んでいくんだよ。」

意見を言おうものなら笑わない代わりにクソミソに罵られますが(笑)
罵られたからと言っても、黙ってなくていいのが米倉先生です。
「あーだーこーだ言い返せよ(笑)」という先生です。
口の悪さのベースに愛があるのがわかるので、大好きな先生です。

そんな米倉先生がプレゼンターに選んだ田口さん。
もう本当にいちいち思考が神でした。
(神の参考書)

私もたくさん薬剤師としても人としても失敗ばかりしてきました。
でもどれも、自分の至らなさに気づかせてもらい、成長したいと思えた原動力になってきました。
ちょっと痛い思いしますが、痛みを知らないよりずっといい人生だったなと思います。

さかいさんは未だに、軟膏ミックス800円の満足を患者さんに提供出来ていただろうか?と毎回自分に問いかけています。
そして未だに「至らなかったなぁ」と思うことが度々あります。
なので、せめて薬剤師として給与をいただく間、勉強を怠らない自分でいたいと常々思います。
患者さんの満足が知識の部分なのか、寄り添ったことでのものか・・・
何であっても薬心堂に来てよかったと思っていただけるよう努力したいです。

薬学の勉強はもちろん、人としての魅力を醸し出せるよう、明日からも人様のために何ができるのか精一杯模索して頑張って参ります!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?