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ビートルズ曲解説 You can’t do that ジョンはコンプライアンス違反?

今回は「夢参加NAブログ」で出会ったお仲間、ABBEYさんのリクエストにお応えします。

本当にジョンは「ジェラス・ガイ」(嫉妬深い男)だったそうだ。
ライブツアーの為、ジョンは家を空ける事が多かった。
自分の留守の間に妻のシンシアが浮気をしているのではないか、という妄想に取りつかれて書いた曲だと言われている。

歌詞は
I got something to say that might cause you pain
If I catch you talking to that boy again
I'm gonna let you down
And leave you flat Because I've told you before Oh, you can't do that

関西弁で訳すと、こんな感じだろうか。

聞きたないかも知れんけど
言いたい事あんねん
今度あの男と喋ってんの見つけたら
ボコボコにするし ホンマ洒落ならんで
前にも言うたやん 絶対そういう事すんなって

現在だとコンプライアンス的に色んな意味でアウトだ。
you can't do thatを一般的に訳すと「そんな事をするな」という脅し文句となる。
ジョン自身も「この曲は自分の性格の悪い部分を表している」と語っていた。自覚していたんだな。

You can’t do that こちらのカバーも、かっこいい ♪ 👇

アーティストの横尾忠則氏がニューヨークのダコタアパートを訪ねた際の逸話が残っている。
横尾氏とヨーコが日本語で仲良く話すのをジョンは嫌がり、様々な方法を使って邪魔をして、ヨーコの気を引こうと必死だったらしい。
『ハッケヨイ、ノコッタ、ノコッタ』と言って横尾氏とヨーコの間に入ったり。プレスリーの『ブルー・ハワイ』をヘッドホンで聴かせ、ここがスゴいと教えだしたり。突然ピアノを弾いたり。
嫉妬深さというより、ジョンの子供っぽい一面でもある。

ダコタアパートでの横尾氏、ジョン&ヨーコ

曲中でジョンは初めてギターソロを弾いている。単音で弾くのが一般的だが、和音でジャカジャカ弾く。
アビーロードの「ジ・エンド」にも繋がる、強引とも思える力強いギターソロ。ポール → ジョージ → ジョンの順番でギターバトルが繰り広げられる。
個人的にはジョンに軍配が上がると思う。 

ジョンのパートは黄色いギター 👇

後に「たまにはギターソロを弾きたくなる事もあるさ」と語っていた。
きっと、気が向くと弾きたくなるんだろうな。

ギタリストとしてのジョン、もっと評価されてよいと思う

ジョンとメイパンの関係を赤裸々に綴った映画『ジョン・レノン 失われた週末』が間もなく公開される。それにしても、ヨーコには嫉妬という概念は無かったのだろうか。


ジョンとメイパン

詳細は「夢参加NAブログ」にて紹介されています。 👇



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