見出し画像

若いうちに外国を見ておくことは大変良いことですが、港区の中学生がシンガポールを見ても、地元とあまり違いを感じないのでは?

 12月21日の朝日新聞デジタル東京インサイドに「「修学旅行は全員海外」で賛否の東京・港区 教育長に聞いた狙い」という記事が出ています。

 「東京都港区が、2024年度から全10校の区立中学校の修学旅行をシンガポールで実施する」とし、「全公立中の修学旅行を海外で実施するのは、都内では初めて」ということで記事になったのだと思います。
 「「異文化を体験して国際理解を深めることが狙い」などとしてい」て、「6月から9月ごろに3泊5日の日程で実施」、「現地の生徒との交流などを予定しているという」ことです。「旅行代の家庭負担額は、京都や奈良で実施していた従来と同じ水準の7万円程度に抑え」、区が1人当たり約50万円を補塡するんだそうです。

 公立中学校が海外へ修学旅行に行くというのはすごいですね。一時期高校で海外へ修学旅行に行くのが流行った時期がありました。近年はコロナもあったので国内が多いと思いますが(今でも一部私立高校は行っていると思いますが)、中学校は、個人的感覚ですと、奈良・京都や広島あたりという認識なので、シンガポールってのは驚きです。
 異文化を体験することで、改めて自国の文化を再認識するという効果がありますので、若い時期に海外を見ておくというのは大変意義があることですが、出来れば自分たちの生活と違う文化を見た方が良いと思います。今回、港区の子どもがシンガポールを見ても、あまり大きな違いは感じられないと思うのですが、どうでしょうか。もちろん、シンガポールは多民族社会で、それぞれの民族が独自の言語、宗教、文化を持っていますし、英語が通じる、日本から近い、比較的治安が良いなどのメリットを考えれば、シンガポールの判断は賢明ではありますが、大都会であるという点は港区と同じですから、中学生が住んでいるエリアとあまり変わらない印象なのではないかなぁと思います。

 しかし、中学生でシンガポールって、なんともうらやましい限りです。
 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?