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気持ちの決着のつけ方

今日の記事は私自身の気持ちの整理を兼ねて書いてみようと思います。

私は本当にごくありふりた普通の主婦です。
40代なのでそれなりに経験値もあると思いますし、幸い健常に生まれたので(弟は障害者です)、他人の喜怒哀楽や考えていることなどはわかるつもりでいます。
また、既婚者ですので当たり前に家族のことを大切に思っています。

そんな私が全く理解できない…と思った出来事がありました。


私より少し年上の親戚が離婚しました。
離婚した2人は平凡な私からすると羨ましいと思えるような素敵な2人でした。
男性側はバリバリ仕事をするタイプで収入も多く、人柄もよくて、非の打ち所がありせん。
なのに、女性側の浮気により離婚となりました。

結果的に何をどう言おうと女性側が100%悪いのですが、とてもしっかり者で温和で優しい女性です。
10年前に知り合った彼女とは何度も顔を合わせていますし、よく知った間柄にあるので、◯◯さんがどうして!?という気持ちで一杯になりました。
そして私は男性側の親戚筋なので、彼女とはもう会うことも話をすることもありません。
そのことに私は深い悲しみがありました。

ただ、いくらよく知っているとはいえ、家庭内のことまではわかりません。
2人にしかわからない何かがあったんだと思います。
大変ショックですが、ここまでは私の理解の範疇でした。


浮気からの離婚で傷心の男性側(A君とします)は離婚の翌月に紹介で知り合った女性と交際を始めます。
そして知り合った翌月に結婚しました。
話によると、お互いとても愛し合っていると。

私はこの理解に苦しみます。
終わったものをずるずると引きずってても仕方ないということは頭ではわかるのですが、浮気をした方ではなく、された方がすぐに結婚するということに気持ちが追いつくことができず、「おめでとう」と言いつつも、本心から「おめでとう!」の気持ちにはなれませんでした。

それから、愛しているならもっと慎重に…とは思わないのだろうか?とか、つい自分ならばという目線で捉えてしまって、なんだかやりきれない思いです。
ですが、これではなんだか自分自身が嫌な奴に思えてきます。

結局、自分のなかで答えは出ず、他人事として捉えるようにしました。
少々冷たいようだし、実際のところ尊敬していたかつてのA君ではないようにも思っている私がいます。
でもそれでいいかなと思っているのです。
気持ちを理解することより、親戚という私の立場では上べの付き合いを続けていくほうが重要なのだと思い直すことにしたのです。

大人のそういう側面は悪いところでもあるかもしれないけど、必要不可欠なんじゃないかと思うこのごろです。


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